1220 藤原房前 2009-04-21 | 巻七 雑歌 為妹 玉乎拾跡 木國之 湯等乃三埼二 此日鞍四通 妹がため 玉を拾ふと 紀伊(き)の国の 由良(ゆら)の岬に この日暮らしつ 「(都に残した)妻のために、真珠を拾いたいな。紀国の、由良の岬にで、今日も(一日)過ごしてしまった」