妹尓戀 余越去者 勢能山之 妹尓不戀而 有之乏左
妹に恋ひ 我が越え行けば 背の山の 妹に恋ひずて あるが羨(とも)しさ
1193の次に配列 以下、錯簡により「古集」注の該当歌を変更する
「(古里の)妻を思う。私が(かつらぎ山を)越えて行けば、背の山が、妹山を恋しがらずにいるよ。なんとも羨ましい」
妹に恋ひ 我が越え行けば 背の山の 妹に恋ひずて あるが羨(とも)しさ
1193の次に配列 以下、錯簡により「古集」注の該当歌を変更する
「(古里の)妻を思う。私が(かつらぎ山を)越えて行けば、背の山が、妹山を恋しがらずにいるよ。なんとも羨ましい」