白河夜舟

水盤に沈む光る音の銀砂

生まれた月の夜に

2006-10-02 | 日常、思うこと
59歳の父親のまえで
55歳の母親と
2台のピアノを用いて
スカボロー・フェアを即興で演奏する




親と子の関係だからなのか
互いが次にどのような音を弾くのか
思いを寄せずとも
ひとりでに 何の作為もなく
なんらの経過もなく 直観してしまう





ひとりでに出来上がる音





誰もいなくなった部屋で
情けないかな、感極まる
言葉にできない時間
照れくさいやら 恥ずかしいやら
感謝やら 落ち着くやら

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