白河夜舟

水盤に沈む光る音の銀砂

自分へのごほうび

2009-09-20 | 日常、思うこと
全てひとりで準備して、全てひとりで食べる。
悲しいっちゃあ悲しいが、そんなものだと諦めて
ひとり、台所に立つ。




<前菜>
・3種のベーコンとブルーチーズのシーザーサラダ
・スモークサーモンと香草のマリネ

<スープ>
・白髪葱とベーコン、トマトのコンソメスープ

<魚料理>
・鰤しゃぶ手前のハマチしゃぶ、たっぷり水菜添え

<肉料理>
・神戸牛フィレステーキ

<食事>
・キムラヤのブレッド

<デザート>
・千疋屋の梨

<ワイン>
・小布施ワイナリー ドメイヌソガ2007
 プライベートリザーヴ
 カベルネソーヴィニヨン&フラン





小布施ワイナリーの曽我さんという方と出会い
一緒に仕事をして、すっかりファンになって
帰ってきた。
妹と、未来の弟に、国産ワインコンクールで
今年最優秀賞をとったという曽我さんのワインと
シャンパンを送った。
一生のエポックに、僕は彼のワインを選んだ。





今、僕は料理を終えて、まだワインを飲んでいる。
僕の周りのひとたち、去って行ったひとたち、
これから子どもを産もうとしているひとたち、
そうしたすべてのひとびとに、感謝と、幸福と
恩寵が訪れますように。
そして、ここで、自分の幸せを祈ったら、不届きか、
不信心か、とは思いながら、僕は僕の幸せを祈りたい。
僕は幸せになりたいし、すばらしい音楽に囲まれて
すばらしい人々と出会い、語らい、
何より、愛したいし、愛されたいと思っている。





そのくらい、許してもらえないだろうか、などと
ほざいているうちに、あと一か月もたたぬうちに
30歳だ。
20代は、おそらく波乱万丈だったようにも思う。
失業保険を受けながら数百の企業の採用試験に落ちて
プライベートでも様々のことがあって、
本来ならもう死んでいてもおかしくないのだから。
生かしてくれたひとびとに感謝したい。
このぐらいの気の緩み、今日ぐらいは許してください。





 

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