舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

メリーモナーク<ミス編>

2007-04-27 23:10:31 | Hawai'i
2007メリーモナークフェスティバル「ミス・アロハ・フラ」部門は、現地時間4月12日に行われました。
私はもちろん例によって手帳を持参して衣装チェック...のつもりだったんですが、あああなんて莫迦なんでしょう、私ときたらパスポートの次に大事なこの手帳を部屋に忘れてしまいました。
幸い、会場でフラの最高峰に似つかわしくないチープなお姉ちゃんが描かれたメモが販売されてたので、それで乗り切りました。

さて、今年のミス。
率直に申しまして、「この人か!?」とおもう候補が少なくとも4人はいた前回に比べ、これはという出場者が少ない大会でした。
ミスは団体部門に比べて個人の能力がものをいいますから、当たり外れがそうとう激しいのです。

といってもまったくの外れだったわけではありません。
今回ミスにふさわしいレベルだと感じられた人は二人いました。
一人はフラ・ハラウ・オ・カムエラのAureana Kamali'io'iwalani Tseuさん(画像のメモ右側)です。
彼女はとにかく美しい!!!
こうも美しい人を見たのは、ボリウッド女優にしてミス・ワールドのアイシュワリヤー・ラーイさん以来です。

なぜここでいつも崇拝しているビヨンセ様やディータ・フォン・ティース様を引き合いに出さないのかというと、生々しさがエロくてよろしいかの女神様たちと違い、カムエラのミス候補やアイシュワリヤーさんの美しさは、あまりに整い過ぎてほとんどバービー人形のようで、人間くささをほとんど感じないのです。

そんな美しい人がプリンセススタイルのドレスを着て、クラウンを模した飾りを頭に載せ、いとも優雅に踊るわけですから、こりゃミスだと思ってもまったく不思議はないでしょう。
そう、見た目が麗しいばかりでなく、彼女は踊りもエレガントで素敵だったのです。
私は普通フラの衣装に光りものや透け素材を用いるのが好きでありませんが、彼女が着ればキラキラで袖の透けた衣装もこの上なく美しく絵になっていました。

世間一般のミスコンであれば、彼女が優勝したのは間違いなかったでしょう。
しかしこれはあくまでもフラ大会。踊りの実力が第一です。
というわけで、彼女をおさえてミスになったのは、私がカヒコの踊りを見て一目で「上手いッ!!」と感じたカ・パー・フラ・オ・カウアノエ・オ・ヴァアヒラのKeoninei Ku'uwehiokala Kaniaupio Fairbanksさんでした。

ほんと、彼女はカヒコが素晴らしかったですね。
もちろん生まれつきの才能もあるでしょうが、とても繊細で、かなり長いキャリアがないと持ち得ない種類の踊り慣れた上手さがあります。ミスに出られる年齢で踊り慣れているということは、そうとう小さい頃から踊っているということです。
聞いたところによると、お母さんはハワイ語の先生だとか。やはり生まれ育った環境は重要ですね。
しかも、視線の外し方が色っぽい。これは訓練でできるたぐいのものじゃないから、彼女のセンスだと思います。

だからアウアナも上手だったのですが、ただ惜しむらくは衣装が素敵じゃなかったことです。
団体で優勝までいくところはだいたい総合的に優れているので、衣装も必ずといっていいほど素敵である可能性が高いのですが、先ほど書いたようにミスは個人の力量にかかっているため、時折「エ?こ、こ、この衣装???」となることがあります。
今回のケースもそれだったなあ。本人の踊りが素敵だった上、容貌もなかなかチャーミングな女性なので、衣装にゴージャスさが足りなかったのがかえすがえすも残念です。
マミちゃんなぞ、彼女の教室ゆかりの方に「頼んでくれればいくらでもデザインするのに」と嘆いてました(笑)。

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