舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

ミモラ―心のままに―

2007-04-05 23:15:08 | ダンス話&スタジオM
マスターカードのCMに驚いてたら、今度は民放地上波でボリウッド映画が放映されることが発覚しました。
4月5日(金)午前3:30~、テレビ朝日で『ミモラ―心のままに―』がオンエアされるのです!!

これまでも『モンスーン・ウェディング』などのインド映画・あるいはインド人監督の手になる作品が上映されてきましたが、『ミモラ』といえばベタベタのボリウッド、すなわち激しい喜怒哀楽も突然の歌も踊りもゴージャスなビーズ刺繍の衣装もすべて健在の、王道をゆく大娯楽映画なのです。

しかも主演は、インドが生んだ奇跡の美人女優、アイシュワリヤー・ラーイさんです。
とても実在の人間とは思えないほどの美貌で、この映画で共演した男優がうっかりストーカーになっちゃったというのもうなずけるほどなんですが(うん、私が共演男優でも多分そうなる!!)、彼女はそれに加えて踊りもうまく、古典舞踊もモノにしているようです。凄すぎます。

そんなアイシュワリヤーさんの映画ですから、期待のミュージカル・シーンももちろんハイレベル。
これ以上ないくらいゴージャスな衣装をまとい、ほとんど女神のようなアイシュワリヤーさんが、マハラジャの宮殿風セットの中で歌い踊ります。
いうまでもなく数十~百人のおびただしいバックダンサーも完璧です。
しかもこの映画のよいところは、バックダンサーの衣装にも色彩やデザインの点で統一感があることです。これって、美しい群舞の必須条件ですよね。

どのダンスシーンもいうことなしの素晴らしさですが、この映画の代名詞として挙げられるのはやはり"Nimbooda, Nimbooda"でしょう。
目にも鮮やかなブルーのインドドレスをまとったアイシュワリヤーさんが、仰々しいイントロにあわせて登場。
リズムが刻まれはじめると、男女のバックダンサーが画面に駆け込んできて、絢爛豪華なボリウッドダンスシーンが繰り広げられます。
緩急に富んだ曲調、踊りのスピーディーな展開に目を奪われ、何度観てもあっという間に感じるシーンです。
このシーンだけでだいぶボリウッドダンスの何たるかが堪能できるはずです。

アイシュワリヤーさんの美貌と絢爛ダンスシーンだけでも十分楽しめますが、映画のストーリーもドラマチックでおもしろいですよ。
美女と二人の男性のロマンティックな恋模様に女子心を満足させることもできますし、私のように若者の色恋沙汰に対して冷笑的な人間でも、ちょっと予想外のラストまで飽きずに観ることができました。

深夜3時半からということでリアルタイムで見るのはチトきついという方も多いかと思いますが、それならビデオを撮ってでも、見ることをおすすめします。
ボリウッドへの入口として、理想的な作品だと思います。

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