舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

美少女戦麗舞パンシャーヌ

2007-04-03 23:52:21 | 徒然話
時は1990年前後、幼稚園~小学校低学年時代の私は美少女特撮モノ」にハマっておりました。
具体名を挙げるならば、『美少女仮面ポワトリン』『不思議少女ナイルなトトメス』『ちゅうかないぱねま』『シュシュトリアン』といった一連のシリーズです。

これらのシリーズをご存じない方のために特徴をご説明しますと、
・ようは『仮面ライダー』のヒロイン版である。
・女子高生くらいのお姉さん(演技力ちょっと駄目め)が美少女戦士に変身し、悪と戦う(ただし『セーラームーン』前なので基本的に徒党は組まない)。
・変身シーンがやたら長ったらしい。女は身支度に時間がかかるという意味か。
・ヒロインの正体がバレたらまずいということになっているわりに、仮面やベリーダンサー風フェイスベールでお茶を濁すのみで変装しきれてない。つーかコスチュームがけっこう恥ずかしい。
・同様の男の子向けシリーズ同様、主人公以外の演技力もちょっと駄目めでセットはチャチめ。
・ヒロイン登場時、また悪役退治後にたしょうイタい決め台詞(例:「愛ある限り戦いましょう、命燃え尽きるまで」など)を口走る。
・肝心のアクションシーンは女優さんの演技力のせいか知らんがあまりアクティブではなく、代わりになにやらゴテゴテしたアイテムで敵を倒したり封印したりする。
・悪役の怪人も悪役というよりお笑い担当だし、全編とおして随所でウケを狙っていると見受けられるが、たいていは微妙な間がイタい(でもそれはそれで笑える)。


こういう濃ゆ~~い番組が「美少女特撮モノ」です。
(※10歳前の子供がハマるにはあまりにも濃い気がしますが、私はなにかと変な餓鬼だったので、ほかの子供がこういったものにどれだけハマっていたかは存じません。)

そして今日、14年ぶりにこのシリーズの最新作『美少女戦麗舞(セレブ)パンシャーヌ』がスタートしました。
どうでしょうこのタイトル。凄まじいタイトル目白押しのこのシリーズの中でも王道をゆく壮絶さです。

しかも、今回のヒロインはなんと主婦!!!
前々から「自分で美少女とかいうなよ」とツッコミつつ見てましたが、こうなってくると「美」以前に「少女」の時点でどうかという気がします。

ヒロインは高校時代に神様からのお達しで美少女仮面として活躍していましたが、今では結婚して幼稚園児の娘もいるという設定です。
そんな彼女のもとに神様(カエル柄のシャツを着た猫ひろし)が再び現れ、また美少女仮面に変身するよう迫ってきました。
最初は嫌がっていたヒロインも、ついに変身を受諾。ここに「パンシャーヌ」が誕生することになったのです。

伝統芸の長ったらしい変身シーンでは、「アンシャンレジーム・トリコロ~~~ル!!」という謎きわまりない掛け声(「旧体制三色旗」って何だ)を叫び、いったんマリー・アントワネット風ドレス(のつもりなんだろうけどそうとうしょぼいワンピース)に変身した後、往時の森高千里なみのミニスカートに変わるという、回りくどい作業が行われます。
ならなぜ最初からそのミニスカにならない。
ほかにも仮面被ったり、赤い口紅を引いたり、白い手袋とベレー帽をつけたりとお忙しそうです。ほんと、この隙に怪人から攻撃されたらなんとしょう。

ともかく変身が終わってみると、懐かしのスタッフの手作り感ばりばりの衣装となり、怪しいロッドをふりかざして戦闘スタートです。
さっきもいったように戦闘能力に乏しいヒロインなので、その分をアイテム(ここでは怪しいロッドね)で賄います。
たとえばロッドを振って「シロガネーゼ・アタ~ック!!」と叫べば、敵に幾ばくかのダメージが与えられるというふうにです。

あああ、懐かしいこのイタさ、チャチさ、安っぽさ!!!
私が好きなのは確かにこれだった。これに容赦ないツッコミを入れつつ見るのが本当に好きだった!!!というか今も好きだァァァァ!!!!!



...やはりつくづくなにかとヘンな餓鬼だったようです。

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