村山由佳の「ダブルファンタジー」読んだ。週間文春に07年6月から08年8月まで連載され、今年の1月に単行本化された作品。話題本だけに、借りるのに数カ月待った。
表紙からしてエロ。電車の中で読む時は裏表紙は見えないように手で隠してください。
話は人気女性脚本家の男性遍歴。いわゆる官能小説というヤツです。500ページ近い大作なんでちょっと疲れた。
村山由佳の小説は何冊か読んでいるけど、これまで読んだ作品とはちょっと違ったテイスト。曖昧な表現かもしれないけどハードコア。
テレビを含むマスコミの世界は、色恋には派手なイメージだけど本当のところどうなんだろ?一応、マスコミ業界にいるけど、投資情報サービス業なんで、割と堅い人間が多い(?)。それでも飲みに行くと、××さんは××などという門外秘出の話は聞くけど。
男は女よりも失恋に対して引きずる傾向が強いらしいけど、この小説の岩井さんの未練たらしさは、ちょっと格好悪い。「来る者拒まず、去る者追わず」が男の美学と頭で判っていても、感情のコントロールができなくなるのが、色恋の難しいところ。
格好は悪いけど、生きてることの証ということです。
Love is blind !
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