三浦綾子「広き迷路」読んだ。初めて読む作家の作品だ。既に故人になっている作家だが、昭和40年代前半から平成が始まる前まで多くの作品を出している。「広き迷路」は昭和52年に発表された作品。主人公は大企業に勤めるエり-トサラリーマンの町沢加奈彦。町沢には銀山のデパート勤め恋人がいるが、勤務先の専務の娘との縁談が持ち上がり、恋人の早川冬美に殺意を抱くストーリー。
昭和52年に描かれた作品だけに、赤電話、国鉄、電話交換手、勤め先の上層部(専務)の娘との結婚。オーバー(服)、ネグリジェ、レモン色のパンタロンスーツなど昭和な言葉が満載。ストーリー自体、少し古さを感じたが、昭和のドラマを観ている感覚ですらすらと読めた。昭和54年に島田陽子、秋野大作の主演でドラマ化され、フジテレビ系列で放送されたようだ。ちょっと観てみたい。
最近は若者の間で昭和が流行りらしい。若い人が、この作品、読んだらどのような感想を持つか興味津々だ。
作者は出身地の北海道の旭川で執筆活動をしたようだ。早川冬美は旭川で出身という設定だ。
昨日から新年度入り。早朝から夕方までテレワークに変更はなく朝5時過ぎからから仕事。また1年頑張りたい。
仕事を終えてジム通い。今年56回目。ベンチプレスを含む7つの筋トレ。その後、ランマシンで五キロラン。タイムは48分。ジムへの往復ラン2キロを含め7キロのラン。今年の走行距離は493キロ。
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