桐野夏生の「ママ、アイムソーリー」読んだ。2004年に出た単行本だが、さほど古めかしい感じはしなかった。去年の年末に読んだ桐野作品の「猿の見る夢」、「魂萌え!」とは少しテイストが違うけど、読み応えあった。
主人公は孤児院育ちのアイ子。生きていくために手段を選ばず、殺人も平気で起こし、世の中を渡っていく凄さと、浅ましさ。人間のダークサイドの部分の描写、桐野ワールド全開の作品。昭和40年代前半、女の裏稼業で生きた女達のOG会「泥の会」。泥の会の面子とアイ子の繋がりが興味深いし、この作品のカギ。アイ子の幼少期、ちょっと同情すべきところはあるが、犯罪は犯罪。
268ページの単行本。表紙はアイ子の少女時代の後ろ姿かな?
昨日は1名、有給休暇で休みだったため、在宅勤務。仕事を終えてから80分ラン。今年の走行距離は352キロ。少し寒さが緩んで走りやすかった。最近は寝る前に10分間のストレッチと筋トレ実施。今月に入ってから、毎晩、夢見る。何か嫌な感じ・・・。