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La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告 @ユカタン半島。
同タイトルで過去記事ごと、はてなブログに引っ越しました。

断水対策(さらに)とスイカ

2018年08月08日 | 設備/外構/庭

一昨年末、昨年末と続いた市の水道局の電気代未払いを原因とする断水が、またしても。電気公社にポンプ場への送電を止められたため。たかだか600万円程度の負債がどうにもならないってくらい、田舎の貧乏市なわけです。

プログレソには毎週客船が着いてきれいなビーチもある。人口はさほど多くないし、観光地として普通にやっていけるはずなんだが、この体たらく。確か去年、連邦政府の経済特区にも選ばれたはずなんだが、大きな効果というか特区を生かした発展とか、とんと聞こえてこない。

それはともかく、今回は長引くという噂と、昨年末から300ペソも値上がりした水をまた買うのを避けるため、またまたまたしても新たな断水対策を施した。いったい、いつになったら解決するのか? (こないだの断水対策

今回は、タンクローリーの高い水を買うより非常時には隣家の井戸水を許容するという方針で。この辺の井戸水は塩分濃度が高いのでシャワーを浴びてもさっぱりしないんだが、お金は大切です。何より、市に水道代をちゃんと払ってるのにエキストラで水を買うというのが、ムカつく。

 小型ポンプに取り付けるパイプ。

小型ポンプは、前回の断水対策で太い水道管から吸うために買ったものを使う。今回は、ポンプから井戸水までのパイプと、貯水槽前のホースにポンプを繋ぐパイプと、そのパイプに繋ぐ空気抜きを作る。パイプと接続のための部品は、こないだメリダで買ってきた。

これがなんと、パイプの径というか厚さなどが微妙に違って、なかなかうまくいかない。ただの水道管程度なら問題ないんだが、ポンプとなるとちょっとの隙間が命取りになる。日本にいた頃に消防団で使っていたポンプがいかに優秀だったか、よ〜くわかる。どこからどんな部品を調達してもピッタリ隙間なく合う…なんてのは、この国では望めない。

当初相棒はいろいろ考えて必要以上の機能を持たせようとしていたらしいが、メキシコ・クオリティに負けて諦めた。近所のおっさんがしているような原始的な設置方法でないと、ここでは無理なのであった。

 

 ブーゲンビリアの挿し木、成功。

畑(花壇)の中に刺してある枝に花が咲いたの、見えるでしょうか? なぜかちょっと色が違う。元の木のは赤っぽいピンク。挿し木の方は、真っピンク。

 スイカ。

4月頃、食べたスイカの種をここへ捨てておいたら、7月頭くらい、忘れてた頃にあちこちで芽が出てきた。放っておいたらどんどん育って、実が3つなった。朝ブンブン蜜蜂が飛んでいたので、彼らが受粉させたのであろう。

現在、直径10センチ強。元のスイカは、こっちの縦に長いタイプで馬鹿デカかった。ま、食べられればラッキー。


断水対策

2018年07月08日 | 設備/外構/庭

貯水量を増やして半年、もう大丈夫かと期待してたんだが、またしても。

7月8月は夏休みで人は多いし、それぞれの家でプールに水を貯めるしで、6月中から水圧が下がりつつあるだろうなとは思っていた。想像どおり来なくなっていたようで、月末には底をついた。相棒が日本に行ってたので、対策するより水確保…ということで、タンクローリーで来る水を購入。年始に買ったときは600ペソだったのが、850ペソに値上がりしてた。

水道局にレポートしたら、なんと今回は1週間後(笑)くらいに2人のおっちゃんが突然チェックしに来た。結論は、プログレソから来るメインの上水道までは水が来ているが、そこから90度曲がってうちまで来る管に送るほどの水圧がない。

分岐のところでプロパンガス(うちで使ってるやつ)を送り込んだらガスもろとも水が来たので、管そのものには問題ないとわかった。

その分岐からうちまで100メートルくらいは他の家の敷地を縦断している。途中、大きい木が植わってて地面が盛り上がってるところがあるんだが、うちへ来る管は地面から30センチくらいの深さで掘って埋めてあって、つまりは一旦登りになる。登りがなければ水も来るだろう。

…と、ここまでわかっておっちゃん達は帰ってしまった! というか、説明が終わって帰りそうだったとき、言ってやろうかとも思ったんだが、ああだこうだと言い訳するのは目に見えていたので、もうやめた。つまりは我々2人で作業。

 まずは埋まっているところを確認。

 管の下をさらに20センチほど掘る。

 埋めもどす。

最近放し飼いにしている犬どもは、ボール投げごっこよりここ掘れワンワンごっこが好きだが、掘っているときにはうろちょろするだけで、こっちが埋め始めるとそこの砂を掻き出すという、邪魔っぷり。

 ついでに、途中にミニポンプをかませるようにする。

プロパンじゃ何なんで、ポンプの小さいのを買ってきて、圧が足りないときは分岐からうちに向って流れてくるよう、吸うことにした。これで、プログレソ中が水不足にならない限り、どうにかなる予定。

 

 メリダの借家でも飾っていた国旗。日本から持ってきた。

 新調後。

メリダでは大して傷まなかったが、海岸近くの強風に2年弱晒されてボロボロになってきたので、同じものの2代目と相成り候。


BBQ台(2代目)

2018年03月08日 | 設備/外構/庭

冬が終わって、最高気温が35℃を超えてきたと思ったら、寒波再来。それにしても、東京の「今日は寒い、今日は暖かい」を見るにつけ、「ああ、寒いと言ってもこのくらいで、移住してよかった」とつくづく思うのである。今朝は、最低気温20℃切るかどうか。

 相棒が拾ってきた子犬。

ますます野良だった可能性が高まっている。今週末が過ぎたら、もううちの子として飼うことにする。拾ってきた以上、責任は取らねば。

野良は野良なんだが何が混ざってるんだ?と思っていたら、犬好きの友人からビーグル案が出た。スヌーピーか〜。まぁナタリーとのミックスにしては上出来である。ってか、だから最初に飼い犬かと思ったんだが。

 

 BBQ台。2代目。

前に作ったのはブロック積んだので、それなりに活躍してくれた。日本から来てくれる人には、もれなくこれでタコスの具を焼いてメキシカンワイルドライフを楽しんでもらう。メリダから来る中途半端な都会人にもウケる。

で、まあ家の建設などで余ったブロックで作ったんで、結構ガタが来た。というか、ここ(メリダでなくユカタンの田舎)では耐火コンクリとかブロックなんか売ってない。熱でイカれたらまた作ればいいからいらん…というスタンス。

で、モルタルはともかく、今度は見栄えも考えてなんと石造りにした。

石造りというとプチ・アウトドアな日本人はすぐ石窯とか言い出す。我々も以前考えたんだが、ピザじゃここの料理じゃないので却下。あったら便利なのは、どちらかというと燻製用の何かなんだが、BBQ台に組み込む必要はない。

というか、そもそもゴミの回収がないこのあたりでは、目的はゴミ焼却炉なのである。かつ、庭とか近辺の道とかを快適にするために切り倒す枝を焼くという機能が必要で、BBQ台はもともとオマケだもん。

 

ピザといえば、ここの小麦粉はもれなく中力粉(だからお好み焼きもパンもケーキも作るの一苦労)だと思っていたら、なんと微妙に成分が違うと思われる粉を発見。

発見というか、いつもスーパーで特売品(といってもそんなには安くならない)を買ってて、違うのを買ったら使い勝手が違った。

 左下のが薄力粉に近いやつ

餃子はこれじゃダメ。友だちのケーキ屋は右下のを使っているという。というか、この新発見の薄力粉に近いやつ以外は、中力粉。

ただし、ご覧の通り全部一緒くたに売ってるし、これだって多少なりとも違うタイプの粉を売っているという認識はない。(成分表示はしている。ここは人権とか環境とか、そのテのことでは先進国ヅラをする傾向がある。殺人発生率とか麻薬戦争とか汚職なんてのは大変な問題だが、こういうことは議会でちゃちゃっと法律改正をするだけなので早い。そういういい加減さがメキシコのいいとこ)

もったいないけど浮き粉でも作るか…と考えたことも一時あったが、だんだん慣れてくるもんで、かつこの薄力粉もどきがあれば、結構ラクにいろんなものが作れるかも。今後の課題。


ネット繋がらない状態との戦い

2018年02月09日 | 設備/外構/庭
ご無沙汰しておりました。1月26日からネットが繋がらず、先ほどようやく復旧しました。

最初は「悪天候によるどっかで断線」らしき説明だった。もっと天気が悪いときもあったんだが、実際翌日の土曜日、メリダでも調子が悪かったそうで、まあ、断線かどうかは別として何か問題があったのは間違いない。

切れると復旧にだいたい3日くらいかかるんで待ってたんだが、一向に繋がらない。ちょうど月末に差しかかるので、また彼らが契約してるプロバイダとの間で従量オーバーで追加コスト払ってないんだろうと思ってた。我々客向けには従量リミットがないサービスの月末払いなんで、客がじゃんじゃん使ってオーバーすると、月が変わって客から料金を回収して契約プロバイダに払うまでダメなこともある。ってのは我々の想像だが、切れるのがだいたい月末だから、当たらずとも遠からずであろう。それが今回は10日過ぎてもダメ。

えーと、メキシコでは問い合わせてもちゃんとした説明と謝罪ってのは期待できません。ダイジョーブ・ダイジョーブの後は、実現した試しがない日付とともに「心配するな」と返ってきます。もう、慣れた。

さすがに月の半分も止まってるようなサービスでは困るので、7日にメリダまで行ってきた。引っ越してきた1年ちょっと前に調べたときは、今使ってる「アンテナでプログレソから飛ばす」式の彼らのサービスしかなかった。大手の固定電話会社がチェレム中心地まで来たんで、線(光ファイバー)を延ばしたか、近いうちに延ばすかを聞きにいったのである。ちなみに携帯のモバイル通信なら繋がってたが、高い。

結論は撃沈。最大手の携帯電話会社で、固定式WiFiルーターを買ってきた。でも今まで払っていた金額だと、月に3Gくらいしか使えない。従量は1ヶ月くらい様子を見る(毎月いくらの契約はしない)ことにして、越えたらチャージするタイプにしておいた。

こっちの人はネットサーフィンはほとんどしない。携帯でフェイスブックかツィッター経由で問い合わせでもなんでもする。パソコンは贅沢品で、格差社会が日本の比じゃないため。企業もわかってるんで、HPじゃなくFBページを充実させてる。

ああ、従量を気にせずにじゃんじゃん動画を見たい。…と思っていたら、本日ようやく復旧した。

WiFi ルーターはまた繋がらなくなったときに使うから、常時接続状態を保てるようになって良しとしよう。ってか、この村に他にチョイスはない。



麻雀しようと誘われて出かけていったら、メキシコ人が多すぎて麻雀教室になってしまった。翌週も同様で、いっそのこと週一回教室を開くことに決めた。

たま食堂にて。

メリダの日本食レストラン。メキシコ人カップルが経営して料理もしている。日本人経営の店は高く、でも和食を売りにしたなんちゃってじゃないので、贔屓にしている。去年まで侍食堂という名だったが、新店舗に移って店名も変えた。

彼らはなんと、日本に行ったこともない。日本人の友だちに教わりながら、料理の腕を上げてきた。

野菜を使った皿を学びたいと言われて、憲法記念日の休みにいろいろ伝授しにいってきた。

断水との戦い

2018年01月21日 | 設備/外構/庭

去年のクリスマス前に発生した断水は、2日、役所が開いた本年初日に電気公社への支払いを終えたそうで、「順に水が届く」というニュースで終わったかのように見えた。順にと言うとおり、限られた水圧でチェレムの、さらにチェレム内でも圧が低い通りに面する我が家まで届くには日数がかかるだろうが、とにかく「いつになるか一切分からない」状態は脱した。

まあ、また1月末に未払い発生なんてことになる可能性はあるが、ホリデーシーズンの年末と違って届く日数が短くなるのは確実だ。さらに、電気公社も決算月(実際はメキシコには毎月決算と予定納税の義務があるが、年次決算が大変なのは日本と同じ)だから電力供給停止という力技に出たんだろうから、1月末はリスケか何かで話がつく可能性も高い。あ、この未払いは、毎月の電気料金でなく、3年前に公社が間違って請求したときの「正しい使用料との差額」です。

年末にタンクローリーで水を買っておいたんで、どうにか持つだろうと思っていたが、近所の道(マエバ通り)で水漏れ状況を観察していても、一向に水が来ている気配がない。

この漏水箇所は、うちも何度か水道局に報告してたんだが、いつまでたっても直しに来ないので、誰かがぶった切って上流側のチューブだけ折り曲げて結わいてある(その程度で問題ない水圧しかない)。砂地(マエバ通りは未舗装)が少し湿っているときは、水が来ててポタポタ漏れてるんだなと分かる。

で、いつまでたっても湿らない。村役場のFBページにひとり住民が問い合わせていたので、まだ届いてないのはうちだけじゃないと分かったのが、15日頃。

19日(金)、もうタンクローリーで買った水も底をつく頃だけど、正月とか客が来る予定があるわけでもないので、最悪、井戸水混じりのお隣さんの水を拝借しようと話していた。お向かいさんも「いざとなったら使え」と言ってくれてるんだが(ってか、元はうちの水)、他人に使われないように外壁にある蛇口のハンドルを外してあるので、それを買ってこなければ使えない。

ところが、土曜の昼間、うちの外壁蛇口が突然ぶっ壊れた。

 これ。

で、新たなカランが必要になって、どうせなら…とメリダまで足を伸ばして、ハンドルやら何やら全部調達してきた。

・・・の結果、

 水をためる。

お向かいさんの外壁蛇口からうちの貯水槽までは結構な距離があり、うちの、これまた結構な長さのあるホースでも届かない。ギリギリ近くまで延ばして、そこで一旦容器(飲料水を買うためのガラフォンという入れ物)に入れ、あと5メートルくらい手で運んで、貯水槽に足していく。

お向かいさんのタンクは1階の屋根の上にあって、うちより水圧が低い。ずいぶん時間をかけて、貯水槽(700Lと1100Lのタンク2つ)の水面が20センチくらい上がった頃、水が止まった。お向かいさんは、うちの生活用水を優先するという決まりを守って、週末に老夫婦が泊まるのに必要な程度しか屋根のタンクには上げていなかった模様。

 

 メリダに出たついでに友人の店でカレー。

 最近の朝焼け。


謹賀新年

2018年01月05日 | 設備/外構/庭

明けましておめでとうございます。

 今年もよろしく。

 

クリスマスの後はのんびり静かに日本の正月モードと思っていたら、またまた断水した。今回の原因も、去年と同じく、プログレソ市役所による電気代の滞納(怒)

前記事より前に大井戸への電力供給を止められたそうで、今回はニュースを見て知った。「クリスマスに水道止まってる!」と騒いだせい。クリスマスじゃなかったら、もっと日が経つまであまり騒がなかったかもしれない。

今回は貯水量を増やしたこともあって、「水が出ない!」ってなことにはならなかった。が、「市長が問題を放置したまま休暇に出かけた!」という怒りの記事が出たのを見て正月に備えねばと思い、タンクローリーを呼んだ。

 メキシコ語でピパという車。

 貯水槽満タン。

プログレソの向こう側にある村、チクシュルブ(恐竜絶滅の原因となった巨大隕石で有名な村)の民間業者で、専門は井戸掘り。車は例によってオンボロだったが、ちゃんと給水してくれた。上下タンク3つで2300リットル。お代は1回の給水で(リットル当たりでなく)、650ペソ(4千円くらい)なり。

ここは意外と電力供給はちゃんとしていて、たま〜に停電はあるがティフアナのように電圧の変化で毎晩電灯がチラチラする…なんてことはない。固定電話もなければないで済むし、ネットもたまに止まるとはいえどうにかなっている。が、この断水だけはどうにかしてほしい。

とはいえ、前の市長のときには止まっても2日で、それも原因はポンプ場の事故など非常時だけだったそうなので、今年の選挙で改善すると思われる。かつ我々も、すぐ上に書いた文の調子でお分かりなように、日本だったら目くじら立てるようなことにも順応して、現地人化してきた。ホント、村の人、気にしてないんですよ、断水。

しかし、鍋する気満々だった忘年会を諦めたのは残念だった。


犬の散歩

2017年08月20日 | 設備/外構/庭

7月、8月はホリデーシーズンなのは分かってるんだが、どう考えても去年より人が多い。メリダ市の人気が高まって、他州から引っ越してくる日が多く、なんと人口も4万人増えたらしい。自然と夏休みの一週末をビーチで過ごす一家も増えて、村はすごいことになっている。

普段は犬っころがよたよたと歩いている村の中心部は、買い出しの車で大渋滞。飲料水の20リットルタンクは、土日は品切れ店が続出。ビーチも大磯状態。

9月になればさあーっと引くだろうから人間はもう少し我慢すればいいんだが、犬の散歩が大変なのである。ビーチも道も犬だらけ。

休暇組がキャンキャンうるさい小型犬を連れてきていて、うちの犬にまとわりつく。こっちは半分とはいえドーベルマンなので、一瞬ワンワン言うものの、すぐに「うっせーな」と興味をなくしている。ところが中型犬以上になると、喧嘩なんだか仲良くしたいんだか分からないが、互いに吠えあって離れようとしない。メスの野良犬が大好きで、こちらは小道の先でみつけようものなら、クンクンジャンプが止まらない。

まだ子供だが図体はデカイので暴れると大変だし、なにしろ落ち着いて歩けない。

早く9月になってほしい。音がうるさいのは楽しげだから気にならないが、犬の散歩で苦労するとは思わなかった。

 

 貯水槽、完成。

コンクリの蓋もすべてこの通り。一応鉄筋が入ってるが、下手なところに乗ると折れる可能性あり。泥棒退治の落とし穴になる。


皆さん、お越しください

2017年08月10日 | 設備/外構/庭

第2貯水槽ほぼ完成!

(ちなみに今まで水道水を受水するタンクだから浄水槽浄水槽と言ってたけど、浄水機能は全くないので今後は言い換える)

ブロック積みが終わり、いよいよタンクの設置。一応、プログレソの友達(土建屋兼漁師)ダビド君に来てもらった。

まずは、第1貯水槽をポンプから切り離し、水を抜いて(450リットル)、回して向きを変える。タンクの下部に口がついていて、これを第2タンクと繋ぐんだが、うまい具合に第2タンク側を向いていなかったため。

 そして、第1貯水槽の壁をもう少し壊す。

第1タンクの周りに作ってあった壁の一部を壊してあったんだが、高さが(というか穴の下部の位置の深さが)足りなかった。何でも現場で測りながら…なんだが、それにしても、穴掘りといいブロック壁壊しといい、いちいち大変なんだからもう少し先のことを考えて…と思うが、やってる本人(相棒)がそれでいいと言うんだからいいのである。おそらくコンクリ部分を壊すのが大変すぎたので、そのへんでやめておいたんだと思う。ダビド君は力があるので、20分くらいで片がついた。

 ポンプの配線も新たに。

双方の水を同じように使っていけるよう、2個のタンクの真ん中にポンプを設置。ポンプそのものへの電源と、自動稼働にするために付けてある水位センサーへの配線。ついでに、今後は掘った穴の底に置くので、泥棒の心配がなくなる!

ここでは(も?)、家の外に物を置くと泥棒リスクが高いので、鎖で地面につないであった。ポンプのほか、プロパンガスのタンクとかが泥棒さんに人気らしい。ま、転売しやすい物、どこも同じか。

 上から見たところ。

右下の穴の中にあるのが、元からあった第1貯水槽。

ダビド君が来るのが遅かったので、終わる頃にはとっぷり日が暮れていた。それでも22時前にはポンプの稼働チェックまで終わり、この日(8月3日)はここまで。

翌日から、穴の蓋作り。第1貯水槽と同じく、コンクリで作る。もっと扱いが楽なもので…と思ったが、高くつくとのこと。

 コンクリの蓋2枚。

去年ずっとここの現場を見学していたのが役立つ。これを大小合わせて6枚(かな?)作る。

ところが今週、ユカタン半島を熱帯性暴風雨(ハリケーンの一歩手前)が直撃した。通り過ぎるまで、穴を現場小屋の屋根材(アスファルト製波板)でカバーした。穴の蓋がなくてもタンクそのものに蓋が付いているので、中の水は心配ないんだが、ポンプが野ざらしになるため。

台風一過の昨日(9日)、コンクリ蓋製作を再開した。

配管配線が終わった時点で、うちの貯水量は2倍になった。これでいつ誰が来ても安心!


再び人口爆発

2017年07月31日 | 設備/外構/庭

第2浄水槽用の工事は着々と進んでいる。穴掘りが終わってタンクを購入し、先週と今週はタンク周りのブロック積み。掘った穴の中で積むので、犬小屋なんかより体力を使う。

 底にコンクリを打って、ブロックを積み始める。

 どんどん進む。

 逆側はこんな感じ。

第1浄化槽の脇に穴を掘ったら、基礎が随分張り出していた。その内側にブロックを積むのとばかり思っていたら、ブロック壁から割栗石が顔出してる…みたいなことになるらしい。ちょっと遺跡風。

おそらく今週中には完成し、いよいよ水道とタンク2つとポンプを連結、晴れて水なしの不便さから解放されるはず。何度も書いてるが、二人だけなら問題ない。でも今後は、誰か泊まりに来たときに断水が重なっても大丈夫。

 

7月に入ってから、プログレソとその東西の海岸線にある村々は人口爆発状態になっている。それでも中旬までは週末が終われば普段よりちょっと多いくらいだったのが、ここへきて「平日なのになぜこんなに人が!」という感じになってきた。

絶対に去年より多い。メキシコ中でユカタン州の人気が上がったので、メリダの人口が増えているのだ。一家揃って引っ越してくるくらいだから金はある。子供の夏休みはビーチの貸別荘で…という人たちが、わんさと押し掛けている。

チェレムで多いのはリビングと寝室一部屋くらいの規模の別荘だが(プログレソの東20キロくらいから先は豪邸ばかり)、そういう小屋の前にだいたい車が3台くらい停まっている。両親と子供一家x2、合わせて6〜10人。

どうやって寝るのかと思うでしょうが、ここユカタンは、ハンモックの発祥地。犬の散歩のときにちょっと中が見えると、狭っ苦しい(といっても12畳くらいの)スペースに、蜘蛛の巣のように張り巡らされたハンモックが見える。

彼らがどうやって寝ようと問題ないんだが、建物が小さいからといって「それぞれの家で一組のカップルが密かに愛を語り合ってる」なんて状態ではないのである。ガンガン音楽を鳴らして、夜通しダンス&カラオケパーティー。

まあ、ラテンの国に来たのだから、彼らの音楽好き(歌は下手)や「みんな朝方まで…」は承知している。近所と言っても日本みたいにすぐ隣ってわけではなく、一番近いところでも50メートルくらいの距離はある。が、我々の寝室は2階にあって、彼らの小っさい別荘は1階建なので、麓のあちこちから雄叫びが…状態でうるさい。うるさいが、愉快ではある。

一応、ホリデーシーズンは8月いっぱいまで。「軽井沢なんかに住んでるとこんな感じかね〜」などと話している。


浄水用タンク

2017年07月24日 | 設備/外構/庭

ようやく第2浄水槽の設置方法が決まり、タンクを買いにプログレソへ。

プログレソには、水周り関係の必要パーツを扱っている店が数軒ある。もっと言うと、ペンキ屋をはじめ、セメント&ブロック屋・鉄もの&溶接屋・アルミ屋・建設道具&機械屋・何でも屋と、家を建てるという行為に必要なものはすべて、街の中心部に店がある。品揃えの豊富なショールーム的店舗や大きな倉庫はメリダの外環沿いの産業地区にあったりするが、一般的な店舗は「こんなところにこんな店がこんな普通に」ある。

一般人が自分で手を入れるので、プロ用とか業者専門店とか法人取引のみとかなんてことも一切なく、みーんな仲よく同じような店へ買いにいく。今回タンクを買った店も、工事中や台所の蛇口がポタポタ水漏れしてきたときに行った店。

さらに言うと、ここメキシコ(ユカタン?)では小さい店や個人店が至極便利で、大規模店より値段も安い。大きな店というのは大体が大資本で金持ち相手の商売をしているので、逆に高いのである。小さい店は、「営業してんのか?」みたいな外観なところもあるし品揃いも悪そうだし、最初の頃はどうかなと思ったんだが、こちらの方が圧倒的に役にたつ。店員(店主)は商品に詳しいし、店内にないものはどこかで仕入れてくる。なーんも問題ないのだ。

ちなみに台所の蛇口がポタポタしてきたとき、こちらでは蛇口セットを買い換える。店のお兄さんは、パッキンを探しに来たニホンジンの話を辛抱強く聞いていたが、ニコニコ笑って「言いたいことはわかったが、ここは全取っ替え」と言って笑った。

 タンク。でかい! 家が広くてよかった。

容量1100リットル。これで第1タンクと屋根の上のタンクを合わせて2200リットルになる。

普通は自分でピックアップか何かに載せて持って帰るんだが、我が家の愛車はチビなので、配達してもらった。金曜日に買いに行って火曜日に配達と言っていたのが、翌土曜日に「今日でもいいか?」と電話がかかってきた。

キャンペーン中なんだそうで、蓋と空気抜きのパイプと使用法によって使ったり使わなかったりするキャップとフィルターがおまけで付いてきた。ここでは、3ヶ月に1回ほどシャワーヘッドを掃除しないと穴が詰まってきて、穴によって真横を向いて水が出たり全然出なかったり…という状態になる。フィルターなんかかましたら、水道の圧が負けて水が溜まらないに違いないので、これは設置せず取っておく。