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La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告 @ユカタン半島。
同タイトルで過去記事ごと、はてなブログに引っ越しました。

2017年06月19日 | 設備/外構/庭

ここんとこ、あまり作業がはかどらない。ほぼ毎日にわか雨が降るため、地面が湿っていて穴も掘りづらいし貝殻も拾いづらいのだ。

ちなみに貝殻は、洗濯場前の砂利敷き用。家の建設工事で使ったきれいな砂利を拾い尽くしてしまい、地面から貝殻くらいしか出てこなくなった。砂利なんか買うのもなんだしどうようかと考えていたんだが、発想を逆転させてやたらと出てくる貝殻を敷くことにした。敷地内のを取り尽くしても、ビーチまで行けば腐るほどある。

 

第2浄化槽の穴は、こんな感じ。

掘ること自体より、掘り出した土を運ぶほうが大変らしい。前からネコ車を買おうと提案していたのに、なぜか買いたがらない。今さら、今さら…と言いながら、結構運ぶものはあるんだが。

 

そして、雨の影響は地面だけではない。もっと大きな問題が、蚊の大発生。

雨の季節になると、保健省や市役所の啓蒙活動が増えてくる。「デング・マラリヤ・ジカ熱などの原因となる蚊を発生させるから、水溜りになるものを作るな、置くな」。メリダだと市役所による殺虫作戦も始まるが、ここでは何も起こらない。プログレソは貧乏市なのでそんな予算はない。しまってあった「水溜り作るな」ポスターを貼り出す程度。

チェレム村は例によって、なーんも気にしてない様子。というのも、とにかく緑が豊かなので、ちょっと殺虫剤を撒いたくらいでは効果は望めないから。以前、代々木公園での散布作業のニュースを見たが、植物があんなもんじゃないので意味がないのだ。

 数日放っておくとこんな感じ。

先月はきれいな砂地だったところ。普段から手入れをしていても、芝生がガンガン芽を出す。道沿いの木も剪定したいんだが、蚊の餌食になるのが目に見えているので手を出せないでいる。晴天の日中で風が強いと比較的少ないのでどうにかしたいが、まあ来月まで待っても変わらんだろう。


第2浄水槽

2017年06月11日 | 設備/外構/庭

 6月に入って、こちらも梅雨入り。

正確には梅雨じゃないんだろうが、乾季が終わって、たまに夕立が来るようになった。道路が舗装されているメリダと違って、どんなに強く降っても、メキシコ名物雨降ったらもれなく水浸しってことはない。でも「ざぁっと夕立が来る」というより「スコール到来!」って感じなので、ちょっと怖い。

 最近の空。だいたい午後はこんな感じになる。

 庭側から撮ったもの。海方面の空は明るい。

植木の水やりをしなくて済むのでいいんだが、蚊がすごいことになってきた。犬を朝の散歩に連れ出すと、排泄のために玄関から10メートルほどのところにある草むらへ突っ走っていくんだが、そこへ近づいた途端に蚊の餌食になった。虫除けはしている(かつ、日本では販売されていないディート含有率25%というスプレーがある)んだが、刺されるとかどうとかでなく、大群に囲まれてギョッとし、撤退してしまった。

 
 プログレソの友人、ダビッドに梅の木をもらった。

左側が梅の木。彼はメリダで日本人がやってる日本語学校の生徒で、その学校のイベントで知り合った。うちで作った梅干しの写真を見て、家に植わっている梅の木を適当に切ってきてくれた。挿し木で簡単につくという。

その右側に写っているのがライム。お向かいさんにもらった苗は嵐でやられて結局つかず、チェレムの村で買ってきたもの。120ペソ。ちなみにココナツや他の植物など、風でやられたと思うものが結構ある。ダビッド曰く、嵐のときの風は悪いバクテリアをたくさん含んでいて、長時間その風にさらされると枯れてしまう植物が多いという。よくわかんないが、メキシコなんで何でもアリかと。。。


そして! いよいよ第2浄水槽に着手。

 第1浄水槽の隣にもう1つタンクをかます。

見えているブロックは、第1浄水槽のタンクを囲む壁。一部壊して、タンク下部についている口に、隣に据える予定の第2タンクを繋ぐ。これで貯水量1000L増。

 プログレソ発チュブルナ行き乗合バス。

チェレム行きは村の中心部までなので、ここから8キロ先のチュブルナ村まで行くバスに乗る。

写真に見えているバスは、プログレソから他の村々へ行くバス。東南アジアのように日本から譲ってもらったままで、何とか学園とか何々観光とか書いてあるバスではないが、絶対どっかの国のお古だと思う。物を大切に使うんだか逆にぞんざいに使うんだか判断に困るくらい、いろんなものがオンボロでかわいい。

水対策

2017年06月04日 | 設備/外構/庭

ようやく両親が帰国。父は2度目、母は5度目のメキシコ。

今回は「5月は1年のうち一番暑い、40℃超えもある」と事前に言ってあったんだが、それを体験したかったのか強行してきた。まあ、何度も来ているので、今回は特に観光にも遠足にもでかけず、父が新居を見るという目的は果たせた。

暑さは覚悟の上とはいえ、老体にはきつい。さらに追い討ちをかけるように、最後の週には断水・・・というか、人口増のための低水圧による水不足となった。我々は日頃から不便はこの素晴らしい環境と生活と貸切ビーチの代償と思っているが、老父は嫌気がさしたようだった。

友達が二人来たときは何ともなかったのでうっかりしていたが、年寄りってのは水をよく使う。トイレの回数も我々の3倍以上だし、洗濯物もなぜか(ってか理由はわかってるが)多い。

最初に考えられるのはやはり井戸だが、このあたりでよく掘る深さ5メートル前後のものだと、水に塩気がある。それより深くて、細い管にポンプを繋いだ井戸もあるにはあるが、ここらへんでは誰も採用していないという。お隣さんもお向かいさんも、彼らの敷地内にある普通の井戸をいつでも使えと言ってくれている。

だから大した問題じゃないんだが、週に1回仕事で出かける土曜の朝だけは清潔な水のシャワーを浴びたいのと、いつでも誰でも来てもらいたいと思っているので、そのへんを考えなければならない。そして考慮すべきは、トイレなど用途によって必要な水質が違うことと、どの高さから労力を使うことなく出てきてほしいか(蛇口なのかシャワーなのか)ということ。

まあ、近いうちにもう1個浄水槽をかますということになると思う。

そして、ハリケーンシーズン到来ということで、犬小屋の屋根を補強した。

 ますます豪華になっていく。

ハリケーンといえば、メリダ直撃のやつはもう5年ほど来ていないらしい。周りのメキシコ人は「凄いのが来たら凄い!」と当たり前のことを言いながら、当時の映像などを送ってくる。ここの問題はハリケーンそのものの凄さでなくインフラの脆弱さなんだが、凄さを自慢したいのか、よくわからない。自然災害が凄いのは、平和ボケの日本人でも知っているし、日本だって台風が来るし、かつ我々は元消防団員だ。

というわけで、こちらも早々に雨戸など何らかの対策を考えておかなければならない。

 本日の空。

両親が帰った途端に、気温がグンと下がった。そして1日じゅう曇り、日によっては雨。植物に水をやらなくていいのでラクちん。

 

  最近の犬とニャンキーズ。

ずいぶん大きくなった。


犬小屋

2017年04月24日 | 設備/外構/庭

こっちの人は、ペットの睡眠場所だけはだいたい決めているが、そもそも犬も猫も放し飼いが多い。前の猫が死んだときも「次はちゃんと自分のテリトリーを教えなきゃダメだ」と言う人が多かった。もちろん、「テリトリーを教える=散歩して自分で帰ってこられる」という意味である。

犬を飼うのは初めてということもあり、どこでどう過ごさせるかで、結構悩んだ。連れてこられた初日は玄関で寝かせた。翌日からテラスに移動し、前の猫のために作った段ボールハウスを出してやった。

でも、番犬にするために飼ってるんだし蚊などの虫対策も考えて、1階の屋根で寝かせようと前から話していた。仮の場所に慣れてしまう前に、本番犬小屋を作った。

 場所はここ。南側のテラスの上。

 壁、完成。

屋根の防水加工は特殊モルタルなので、犬小屋には土台も何も作らず、そのままガンガンブロックを積んでった。

 床。

まあ、あってもなくてもいいんだが、壁の防水をちゃんとするのが面倒なので、代わりに床下を作ることにした。パレットを使えばラクなんだが、ここではパレットは異様な人気である。高くはないが、出物があるとすぐ売れてしまう。どこにでもゴミが散らばっている土地柄で、いかにもそのへんに捨ててありそうだが、パレットに限らず何か作るための材料になりそうなキレイな物は一切見かけない。逆に、ボロッボロに見えても捨ててあるわけでは決してなく、使われているか使う予定か売る予定の物である。

屋根材にも金がかかるので、床はそのへんの木で作ることにした。サボテンの寿命サインのツノがまっすぐなんだが、シーズンが終わったらしく、あんなに突き出ていたのにほぼ全滅して(枯れて使えない状態になって)いた。

屋根材はいろいろ検討したんだが、よさげな物は妙に高い。犬小屋に限った話でなくラ・エルミータの建設も、工賃より材料費が大きかった。そういうわけで、新品で一番安い波型ラミ板に決定。半透明だが、昼間はどのみち暑いのでテラスに降ろしてあげて、夜だけここで寝かす。

 できたー!

 屋内はこんな感じ。手製パレットの上に布団を敷いた。

ブロックとそのへんの木とテキトーな板製だが、プログレソ市内の貧しそうな地区に建ってるのも、そういう造りの家である。ヒトだって住めるんだから、犬には上等だ。


自家製マヤ遺跡

2017年04月03日 | 設備/外構/庭

相棒曰く、このあたりは散歩し尽くして、うちに移植すべき植物がもうなくなったらしい。内陸部のメリダは土壌が豊かで植物の種類も豊富だが、ここは海岸なので砂と塩に強いものしかないのかも。とはいえ、数で言うと20種類くらいはあると思う。そのうち、もともと生えているものや大きくなりすぎそうなものを除いて、10種類強は庭や畑に植えたという感じか。

 

 こちらは花壇。

ミントがじわじわと成長中。シラントロはここんとこ調子がよくて、小っさい花をつけた。蚊嫌草も調子がいい。おそらく気温が上がったからだと思う。

ちなみにこれを書いている現在、43度くらいあるらしい。けど、東京の35度くらいな感じ。それに朝晩は27度くらいまで下がる。

 

 毎日遊びに来るナタリー。

最近は、残飯(あまりないが)以外にも、飲み水(水道水だが)を用意している。ホリデーシーズンで残飯ゴミはあちこちにあるだろうが、なんといっても暑いので。いや、暑くなくても、意外と飲み水はないんじゃないかと思うので。

ただ、そのせいか、彼らの傍若無人ぶりといったらない。ゴミの燃えかすや灰を埋めるのに穴を掘ってあるんだが、こないだ見たら奥のほうに横穴が掘られていた。さすがメキシコ。

あと、朝来て、しばらく昼寝(朝寝)していくのもいるし、子ナタリーはじゃれて取っ組み合いをしている。でも、ヒトが家から出ると、警戒してしばらくみつめている。近寄ると、走って逃げていく。

 

 何かわからない。

というわけで、日々の作業が減ってきたので、何やら新しく作り始めたらしい。近所の岩を使っているので、かっこいい。そのへんに転がってる岩を、数千年前・数百年前に使えば遺跡、今使えばただの庭のオブジェなのが悔しい。岩はその頃からあるものと同じだし、まじで見かけは変わらない。


温室バナナ

2017年03月26日 | 設備/外構/庭

春分を過ぎてしばらくめちゃくちゃ寒かった(最低気温20度、最高気温30度くらい)んだが、ここへきてようやく春らしくなってきた。

相棒が毎日散歩という名の植物ハンティングに出かけるため、ラ・エルミータの庭もずいぶんにぎやかになってきた。だいたい「可愛い花が付いていた」などの理由で、小さいものは根こそぎ、大きいものは挿し木用の小枝の状態で、拝借してくるようだ。

 植木鉢では収まりきらなくなり、畑に侵攻。

こないだ植物図鑑を買ったので、実はなるのか/食べられるのかとか効用とかを調べるんだが、載っている写真だけでは判別できないものも多い。やたら数が増えてきて、そのうちユカタンの植物を網羅したサイエンスパーク化するんじゃないかと思うくらい。

 
 海のぶどう。
 
こちらはもともと生えていた木。8月に一斉に収穫できるようになるんだが、すでに実をつけている。
 
 パッとしない豆系の木。
 
こちらも、もともと生えていた木。2月ごろ黄色い花が咲いていたが、今は極彩色の実(豆)を付けている。
 
 野生のトマト。
 
さすが中南米。その辺の道端にトマトの野生種が生えていた。市場で美味しいトマトを山のように売っているので、さすがにこれを食べようとは思わない。
 
 その他もろもろの実。
 
うちの庭にも生えているがまだ小さくて、これらの実はそのへんの道端に植わっていた木のもの。白い小さいのは、食用になる黄色い種の仲間。名前は知らない。赤いのはパッションフルーツ。野生種で、これ以上大きくならないが、十分甘い。大きいのは謎の植物。図鑑に載ってないんだが、あちこちにいくらでも植わっている。街路樹的に植えられていたりもする。
 
 
 お隣さんからもらったバナナ。
 
下のほうの葉の前に、あと4枚はあったと思う。つまり、3枚目に見える先っぽの葉は実は7枚目で、本当ならもっとバナナらしい姿をしていたはずなのだ。
 
バナナなんか簡単に根付くと思っていたんだが、アリやらナタリーやらにやられて葉を齧られて、こいつがいちばん手間がかかっている。犯人がわかるまで庭で2回移動し、1階の屋根の上に持ってったら強風でやられ、しょうがないので室内へ。ここは南向きの客間で、窓を締めてるとめちゃくちゃ暑く、文字通り温室育ちである。
 
自分たちに知識がないので、よくウェブで育て方なんかを調べるんだが、日本語のはいちいち手間がかかっていて面倒臭い。ここには水はけのいい砂浜の砂ジャングル状態を切り開いたあとの根っこだらけの土しかない。赤玉何号とか言われてもケッてなもんで、そのへんからペチッてきた植物を育てるために金をかける趣味はない。
 
なので、このバナナも「温度がどうだとああなので、冬場は室内に取り込みましょう」みたいな日本的な手間をかけるのは、甘やかしているようでなんとも気に入らない。が、他の植物と違ってこいつには毎日作るバナナ珈琲シャーベットに実を提供するという大切な役目があるので、面倒をかけてやっている。できの悪いムスコみたいなもんである。

サボテンと蛇

2017年03月15日 | 設備/外構/庭

もうだいたい落ち着いてきたので、以前のように毎日作業!という状態ではなくなってきました。つまりのらりくらりと暮らしているわけで、今後はそういう日本の方々にとっては腹の立つ報告がメインになるかと思います、あしからず。

 

 植物避難所。

蟻やナタリーにやられたり、やられたら嫌なものたちは、鉢植えにしてテラスで様子を見ている。

 かわいい花。

後ろに見えるのは、お向かいさんが敷地境界に並べた植物。持ってきたのは大きな株で、豪快に2・3本(枚?)の葉をむしっては田植えのように植えていた。

 21号線沿いからペチッてきた。

うちによくある奴と違って葉の縁が白くてきれい。

 アイガー北壁の脇の立派なサボテンが死期を迎えつつある。

我々は、リュウゼツラン系のものはすべてサボテンと呼んでいる。1ヶ月ほど前、ツノのようなものが出てきて、てっぺんに花らしきものをつけた。最近になって調べてみたら、これはリュウゼツランが寿命をまっとうするサインらしい。100年に1回花を咲かせ…というのはウソで、あまりに成長が遅く、このツノもなかなか出ないからそう言われているらしい。

こいつは立派なので死なせちゃいかんと思ってツノの上部3分の2ほどぶった切ってみたんだが、以前、別のところにあったのがどうなったか先ほど見に行ったら、見事に下部も枯れていた。

 以前撮った、その別のところにあったツノ付き。

寿命ってのは本当なんだと思って改めてよく見たら、このツノは普段なら新しい葉が出てくる中心部にドーンと生えている。

 このように。

これではもう新しい葉が出てくることもないわけで、「そうか、それでサインというのだな」と思っていたら、やっぱり下の方から少しずつ枯れてきた。

このへんによく生えているのは、テキーラやエネケン(サイザル麻)とは違う、何の役にも立たない種類だそうが、メキシコっぽい!という理由だけで日頃の草むしりから逃れられている。寿命が来るならやっぱり大事にしてあげよう。 

 

 メキシコの国旗。蛇とサボテンと鷲。

サボテンは蛇を呼ぶから抜いたほうがいいと近所のメキシコ人はみんな言うんだが、そんなに嫌わんでも。。。


水道分岐

2017年03月06日 | 設備/外構/庭

<最近の作業>

① 庭

 

先週の後半から週末にかけて、お向かいさんが泊まり込みで家のメンテをしていた。で、頼まれたのが、「うちから水道を引く」ということ。うちが引いたとき、本当は彼のホリデーハウス方面から引くほうが距離は短かったんだが、21号線に近いせいか水圧が低すぎてダメだった。それで逆方面であるビーチ近くを通っている水道管から引いてるんだが、そっち(うち)経由で水道がほしいという。

彼のホリデーハウスには井戸も2つあるんだが、今年はより頻繁に利用したいようで、そうなると植木の水やりだけでなく滞在者が使用できる水が必要になる。ただでさえホリデー中は水圧がぐっと下がるので、うちに頼んでみた…といったことらしい。どこの水圧が高いとか、よく知ってんな。

それはいいとして、ホリデーハウスじゃなくて自宅としてここに住んでいる我々にとっては、「うちの水圧が下がらない」&「うちの浄水槽とタンクへの給水を優先」ということだけ覚えていてくれれば、お向かいさんが繋げてじゃんじゃん使ってくれても何も問題はない。ここの水道料金は定額制で、どんなに使っても(使わなくても)月94.5ペソなのである。

電気公社(連邦)は他人の電線から引くことにうるさく、実際、工事中にお向かいさん宅経由で使っていたときには文句を言われた。が、水道局(プログレソ市)はあまりうるさくないらしい…というか、各戸へ十分な水圧で給水しようとするより、住民同士で融通しあってくれたほうがラクとでも思っているのかも。

で、うちの浄水槽のちょいと脇から、延々と50メートル近く穴を掘り、どっかで買ってきたホースを埋めていた。ここの水道管はただのホース(といっても上水用ではあろうが)なので、途中でちょん切ってPVCか何かの分岐パーツをかますだけで事は済む。

そのお礼だかなんだか、いろんな植物をくれた。前はジャングルだったところにうちが建ち、目の前にキレイな庭が出現して触発されたのでもないだろうが、彼のホリデーハウスにも新たにアレコレ植えていたが、それとは別にいろいろ持ってきてくれた。

 名前はわからないが、めちゃくちゃキレイ。

葉っぱの表(上側)が緑で、裏(下側)が紫! 花壇の隅に見えている緑はミント。花壇の向こう端に見えている枯れ木は蚊嫌草。蟻かナタリーにやられたんだが、また葉っぱが出てきた。

 これも名前はわからないけどキレイ。

 一年中、花が咲いているという木。

 そして、ライム!

お向かいさんは2年くらいで実がなると言うが、大きい木を買って植えて5年たっても収穫できないという人を知っている。葉物野菜以外は必要なだけ買ってくるのがラクなので、これまでは「ライムは別に植えなくても…」と思っていた。が、ここへ来てインフレ(とはいっても健全な物価上昇)とトランプの政策の影響か、ライムがぐんと値上がりした。1キロ15ペソ(約80円)しなかったのが、高いところで35ペソくらい。ま、庭になっているのを採れたら嬉しい。

 

先週来ていた友だちから、ビーチで撮った写真が送られてきたので公開。

  

冬が終わって、海の色がキレイになってきた。もうすぐ、海藻(浜に打ち上げられている茶色いもの)もなくなる。

 最近、釣りを始めた。

まだ、魚屋から買った小エビをメキシコ湾の魚どもにただで振舞っている状態で、釣果はない。チェレムの先にチュブルナという漁村があり、そこには釣り人もたくさんいる…というところまで調査済みだそうな。


ナタリー

2017年03月03日 | 設備/外構/庭

<最近の作業>

① 庭(というか外構)
② 残りの網戸

 

2月上旬に母が帰国したあと、しばらくは庭仕事に精を出していたが、今度は28日から3泊で友だちが来た。一人は日本から、もう一人はメキシコ国内から。

母が使っていたのとは別の客間がずっと物置になっていたので、まずは物を片付けて掃除をし、2カ所ある窓に網戸をつけた。ついでにダイニングの窓にもつけた。

庭は、作業というより「どっかで珍しい植物をペチッてきて植える」趣味に変わってきた。最近植えたのは、ブーゲンビリアの苗、グアバの幼木、ミント、蚊嫌草、シラントロ(バクチー)、ポインセチア、その他正体がわからないもの。ポインセチアはクリスマスに出回るが、実はこのあたりが原産の植物で、隣の林でみつけた。

が、なにしろナタリー(犬ども)への応戦に忙しかったので、写真はありません。

その代わりと言っちゃなんですが、ナタリーの写真を。

 獣道を行くナタリー。

 団体でうちの庭を横切っていくナタリー。

 子ナタリーを手懐けようとする相棒。

あるナタリーが子供を産んだらしく、子供を6匹くらい引き連れてやってくる。こないだスニーカーの片方がなくなったのは、そいつらのせいだった。可愛らしいが、もう野良になっていて、うちで飼うのは無理そう。母ナタリーもずいぶん用心深く、上の写真以降、うちには来なくなった。

 

 道端に植わっているパッションフルーツに実がなり始めた。

日本で出回っているものよりずいぶん小さいが、もっと甘い。というか、しわもないのに完熟していて酸味がない。

 

本日、その友人たちがそれぞれ帰ったので、また二人だけのまたーりとした生活に戻る。


ヤシの実ジュース

2017年02月20日 | 設備/外構/庭

<最近の作業>

① 庭(というか外構)
② 洗濯場の外


チェレムには似たような白い犬がたくさんいる。毎日散歩に来るときは、だいたい3〜5匹くらいのグループになっている。それら全部を(みんな似てるんで)、ナタリーと呼んでいる。


以前、借家で育てていたパパイヤとマンゴーとアボカドを地植えしたら、翌朝には若芽が齧られていた。我々は最初、犬の仕業だと思った。Lさんの奥さんは蟻だと言い、植物に詳しいLさんの奥さんのお母さんはイグアナだと言った。

新居祝いにお隣さんがくれたバナナを植えたら、しばらくのあいだはしょんぼりしていたが、1週間くらい経って根がついて元気になり、新しい葉っぱが出てきたところをまたやられた。


 齧られる前のバナナ(3日ほど前)。

 今朝。

 ナタリー(のうちの一匹)。

慌ててブロックで囲み、本日見てみたところ、被害はなかったが周囲に犬の足跡がたくさんついていた。やっぱりナタリーの仕業だった。

 

 洗濯場の外、完成。

この丸いのは、工事中に混ぜたモルタルがバケツの底で固まってしまったもの。その辺に転がっていたのをかわいいから取っておいた。ここはビーチから帰ってきたときの外シャワーになるので、ちょうどいい。

 

 ヤシの実。

冬が終わって、賃貸用のビーチハウスの庭掃除や自分の別荘の大掃除に来たりする人が増えてきた。お向かいさんも昨日久しぶりに来て、床を水で洗ったり天井のスス払いをしたり電灯を付け替えたりしていた。お向かいさんちには大きなヤシの木があり、ずいぶん収穫したらしく、5個もくれた。デカイ、重い。

マチェーテだと危ないし大変なので、電動ドリルで穴を開けて、ジュースを飲む。ここでは、ヤシの実ジュース(jugo de coco)とは果実ごとミキサーにかけて甘くした乳白色の飲み物のことで、実の中の汁をそのまま飲むのはヤシの実の水(agua de coco)という。氷を入れるとさっぱりしていて美味しい。

ちなみにナタデココっちゅうのは nata de coco というスペイン語で、ナタとは乳に張った膜のことで、ヤシの実の内部にできるゼリー状のもののことをいう。知ってました、奥さん? あたしゃ知らんかった。