オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

早期退職の方法 (11)禁酒は避けて通れない編

2022年07月02日 21時16分59秒 | 日記

今日のブログは飲酒愛好家の皆さんにとっては、耳の痛い話になって申し訳ないのですが、、、飲酒については、このブログの人気シリーズ「早期退職の方法」で話そうかどうか迷ったのですが、一人でも多くの方に早期退職を実現して頂くために話すことにします。

「おい、ヒロシ、ちょっと、待てよ。お前、医者でもないのに、俺に酒を飲むなだと?偉そうな口を聞くな!俺は毎晩、仕事から帰った後の晩酌が楽しみで生きているんだ。晩酌の時は嫌な上司の顔や取引先の人の事が忘れられるんだ。放っておいてくれ。」

「そうよ、ヒロシさん、あなたを見損なったわ。私は仲良しのお友達3人と会う時は、皆で美味しい食事をしながら、おいしいワインを飲むの。私だけ飲まなかったら、皆、私の事をどう思うかしら。皆をバカにしているみたいで、そんな事、絶対できないわ。」

「そうですよ。僕も月に1回は会社の上司や取引先と飲み会があるんです。お酒が飲めなかったら、仕事がもらえなくなっちゃいますよ。」

ですよね。皆さん、そうおっしゃると思っていました。多分、このブログを読んで頂いている皆様の殆どが、お酒を飲んでいらっしゃいますよね。そう、この話は、このブログの読者の殆どを敵に回すようで、もう読みに来て頂けないのでは、と思ったのですが、皆さんの経済的な自由と幸せの為を思って、書く事に決めたのです。もうしばらく、お付き合い下さいませ。

まず、お酒は百薬の長とも言われ、節度ある飲酒は体に良いと信じておられる方も多いのではないでしょうか。サッポロビールのウエブサイトを見てみると、

お酒は、はるか昔から世界各地で親しまれてきました。お酒を適度に飲むことは健康に良いとされ、その効果としては、食欲が増進する効果、ストレスを和らげる効果、人間関係をスムーズにする効果などが挙げられます。

いかにも、お酒は心身の健康に良さそうに、書かれていますよね。でも、騙されないで下さい。皆さんが、お医者さんに行って、注射をする前に皮膚を拭く液体はアルコールですよね。アルコールは殺菌作用があるからです。つまり、アルコールは生き物にとっては有毒なのです。そんな毒物を体内に入れて健康に良いわけがないですよね。

あなたが、酒屋さんでお酒を買うと、その3割か5割ほどが酒税や消費税などの税金として国に納めていますので、国としては、皆さんに沢山お酒を飲んでもらいたいのだと思います。

皆さんはよくご存じのアンデルセンの童話「裸の王様」に、お酒は似ていると思うのです。パレードで王様が裸でいるのに、馬鹿者だと思われたくない町の皆は、「王様はすばらしい衣装を着ている」と言います。最後に正直な子供が「王様は裸で何も着ていない。」と言うまでは。

あなたは本当にお酒の味が好きでしょうか。お酒の味、本当はあまりおいしくないのではないですか。僕はいつも思ったのです、どうして皆は、こんなにマズイ物を美味しいと言って、わざわざ高いお金を出して飲みたがるのかと。

「でも、ヒロシさん、お酒が美味しいから皆、高いお金を出して飲むのよ。それに酔っ払うとポーとなって気持ちいいわよ。あなた、もうちょっと飲む練習をしたら、好きになるわよ、きっと。」という声が聞こえてきます。

飲む練習をしなければ、お酒の美味しさが分からない?僕は飲む練習をしてまで、お酒を美味しいと感じたいとは思わないし、練習しないと美味しくないなら、本来はマズイ物なのでしょう。それに酔っ払った後の不快感、あれって肝臓に負担がかかっているから、体が止めてくれーって叫んでいるのですよ。

ビールは苦いし、ウイスキーなどは、苦痛としか言いようがない味ですよね。お酒ってアルコール分が高くなるほどマズイですよね。つまりアルコールが不味さの原因です。この不味さを消すために、様々な混ぜ物や製法で、何とか飲めるようにしているのがアルコール飲料です。

若い頃は、僕も周りに合わせようと、飲み会で多少は飲んでみましたよ。ビールやワインだと一杯目は我慢して飲むのですが、2杯目を飲むと気分が悪くなりました。オーストラリアに来てからは飲んでも年に数回程度だったでしょうか。ここ数年は完全に禁酒生活で、パーティーなどの集まりでお酒が出ても断っています。お酒を飲まなくても不便なことは何一つなく、楽しく会話ができます。というか、お酒を飲まないとパーティーで楽しめない、楽しく会話ができないのは、おかしいのではないでしょうか。お酒を飲まなければ、当然、二日酔いもなし。毎日、頭は冴えていて、非常に気分がいいのです。

お酒は適度に飲めば健康に害はないと思っている方は多いと思いますが、アルコールは微量でも有毒です。ネットで調べてみると、

飲酒による健康への影響

過度な飲酒が続くことで、肝障害、膵炎や糖尿病、心疾患、高血圧、胃腸障害、がんなど体の問題が起こりやすくなるだけでなく、睡眠障害やうつ病といったこころの問題を招くおそれもあります。

ここ飲酒大国のオーストラリアでも様々な理由で禁酒宣言して、お酒を飲まない人が少しずつ増えてきています。経済的な理由、アル中、健康上の理由、二日酔いが辛い、酔っ払って、恥ずかしい思いをした、お酒が原因で離婚した、など、様々な理由で禁酒する人が増えています。最近の傾向としては、ノンアルコール飲料が増えていて、お酒を飲まない方が健康的で、カッコいいという流行の兆しがあります。

皆さんは飲み会での失敗の経験はありませんか。言うべきでないことを言ってしまったり、飲むと性格が変わる人いますよね。喜怒哀楽の感情や理性がコントロールできなくなり恥ずかしい思いをしたり、事件を起こしたり、飲酒運転をしてしまい、人身事故を起こしてしまったり。あなたや他人の大切な仕事や、家族、命を失う危険もありますよね。そんなリスクを侵す程、お酒は美味しいのでしょうか。それともあなたは既にアルコール依存症になっていて、お酒を飲む習慣が止められないのかも知れません。

禁酒によって得られるもの、それは世界の誰もが欲して止まないものです。お金、時間、健康、幸せな家庭。

以前のブログを読んで、早期退職をしたいと思ったあなた、禁酒によって、あなたは早く自由を手に入れることができるのです。健康も、幸せな家庭も。どうです?禁酒、始めませんか。裸の王様に出てくる子供のようになってみませんか。お酒の会社のCMや周りのプレッシャーに負けていては、早期退職はできません。

お酒を強引に進めてくる輩がいたら、思い切って言ってやりましょう。

「私はお酒は飲まないの。あんなマズイ物、よく飲めるわね。余程、我慢強いのかな。お酒を飲まないと、お話も出来ないの?お酒って、依存症になるのよ。あなたの大切なお金や健康や家庭が無くなってもいいの?私は、自分のお金や時間や自由や家庭が大切なの。それらを失いたくないのよ。あなたも早くお酒を止めて、お金と自由と健康が手に入れられるといいわね。」

このまま飲酒を続けて、お金と自由と健康、家庭を犠牲にするのか。それとも、今日から禁酒をして、お金と自由と健康と家庭の幸せを手に入れるのか。選ぶのは、あなた。

お酒を止めるだけで、お金と自由と幸せが手に入るのですよ。早期退職できれば、上司や取引先の人の顔を見なくても済むのですよ。怖い病気に罹りにくくなるのですよ。毎月何万ものお金を使わなくてもいいのですよ。夫婦円満、家庭円満になれるのですよ。

          早期退職に禁酒は避けて通れない。

皆さんが、早く、健康で、自由で幸せになることを願っています。一緒に禁酒、頑張りましょう。

それでは、また明日のブログでお会いしましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホッサム山スキーから無事に帰りました。

2022年07月02日 16時10分18秒 | スキー

このブログの読者の皆さん、お待たせしました。長らくブログを書けなくて申し訳ありませんでした。これからは、また毎日投稿するつもりですので、これからも宜しくお願いします。

昨日、5泊6日のスキーから無事に帰って来ました。5泊6日と言っても、初日と最後の日は移動日なので、実質は4日でしたが。怪我や病気になることもなく、皆、無事に帰って来られて良かったです。

僕らのスキーは普通のダウンヒルスキーではなく、ツーリングスキーとか、山スキーとか、バックカントリースキーと言われるもので、チェアリフトを使わないスキーです。元来、スキーとは北欧で降雪期の移動手段として始まったもので、板で作ったスキーをブーツに括り付けて、雪の上を歩いたり滑ったりしながら移動する交通手段でした。

初日、朝9時自宅を出発、四時に無事にロッジに到着しました。ドアの暗証番号を押して、無事に部屋に入って荷物を入れ、リビングで顔なじみの人たちと交流できました。

2日目、天気は快晴。子供達と、ロッジの前の雪道をスキーで登って、歩いたり、滑ったりして、足慣らしをしました。

3日目、車で5分ほど移動して、ロック山の駐車場の近くで昼ご飯のサンドイッチを皆で食べてから、僕と子供達は出発。妻はスキーで滑るのが怖いらしいのでスノーシューを履いて山の麓を散策したり、写真を撮ったりしてしました。僕らは往復3時間程かけて、ロック山(Mt Loch標高1887m)の山頂へスキー登山しました。

僕は5年程前に、この山にスキークラブの人達と来たことがありますが、子供達は今回が初めてでした。天候にも恵まれ、風は殆どない快晴。雪の状態も最高でした。雪庇を避けて北側から登頂し、山頂からは雪帽子を被った山々の大パノラマが見渡せました。

登山道の半分以上はスキー場に隣接しているので、スキーパトロールのスノーモービルも何台か行ったり来たりしており、何かあった場合には、直ぐに助けてもらえる環境でのバックカントリースキーでした。登頂まで2時間半程だったと思いますが、思ったより早く登れました。下りはスキーで滑って降りてくるので直ぐでした。息子が一度転んだだけで、僕と娘は一度も転ばず滑り降りてきました。

(写真左手がロック山)

4日目、ロッジから12キロの所にあるディナープレーンという隣町まで伸びるクロスカントリースキーの道をスキーで、妻はスノーシューで散策しました。この道はブラブララン・トレイルという名前の登山道で、ブラブラランとは、この辺りに住んでいた原住民の名前だそうです。雪の積もった森の中の道で、時折他のクロスカントリースキーヤーやハイカーと出会う他はひっそりとしたハイキングとクロカンの道です。

5日目、今回は9時ごろ出発。ロック山へ再度のアタックとそこから5キロの所にある避難小屋までのスキー登山に出発しました。一時間ほど行った所で霧が出てきたので、帰る道が分からなくなったら命取りですから、撤退しました。ロッジに戻って昼食の月見うどんを食べえた後、僕と妻と娘はスキーブーツでホッサム山のスキー場の町を散策。ホテルやお店を見て回りました。息子は2時半ごろ、一人で歩いてブラブララン・トレイルを散策に出発。日暮れも近くなった4時半ごろ頃、息子から電話のメッセージで「ディナープレーンまで歩いて、そこからバスで帰る」とのメッセージが、、、。ディナープレーンまでは12キロもあるし、お金を持たずにでかけた息子はバスには乗れません。ブラブラランの登山道が車の道に出た所にあるピックニックの公園から息子が電話をしてきましたので、一安心。そこで待つように指示し、妻、娘、僕で早速、車で迎えに行って無事に保護しました。勿論、車の中で、息子をこっ酷く叱りましたよ。ロッジの人達にも心配を掛けたので謝らせました。

6日目、メルボルンの我が家に帰る日。早めに起床し、朝ご飯の後は10時のチェックアウト前に、使った部屋の掃除をしなければなりません。日本には「来た時よりも美しく」などの標語が壁にかけてあったりしますが、こちらではありません。

前日からタイヤの空気が少ないと運転席パネルに表示が出ていて、気温が低いせいかと思ったのですが、運転を始めても空気圧は戻らず、帰り道にあるガソリンスタンドで空気を入れてみたのですが、右前輪のタイヤがいつまでも正常な空気圧になりませんでしたので小さな穴が開いているようです。目視では、パンクしているようには見えず、ほぼ正常ですし、山道でも普通に走ってこれたので、そのまま運転することにしました。予備のスペアのタイヤも積んでいるのですが、細くて、最高制限速度110キロの高速道路を時速80キロまでしか出せないので、スペアのタイヤ交換は却下。そのまま運転して、午後五時に無事に帰宅しました。途中でスマホから車の整備を来週火曜日に予約しました。一年前に新車で買ったスバルですが、タイヤ交換料が3年保証に含まれるのか疑問ですが、、、。

このスキー旅行で良かったのは、やはりロッジでの共同生活です。去年と同じ時期に泊ったので、顔なじみの人たちが半分以上いて、直ぐに打ち解けることができました。子供達も前に仲良くなった16才のドルーさんや他の子供達(小、中、高、大、全部で8人ぐらい)でロッジの隣の丘でそりをしたり、雪だるまを作ったり、リビングでウノなどのカードゲームをしたりして一緒に遊んでいました。写真はロッジのリビングから見る夕焼けとリビングの中

2か月ほど前に、僕と妻はロッジの会員になるための申し込み用紙を送付していたので、ロッジの運営委員会会長のエイドリアンさんから会員規約などについて説明してもらいました。来シーズンはゲストとしてではなく、ロッジの会員として宿泊できると良いのですが、、、。

このロッジの会員になる為には、会員権を4250豪ドル(40万円)で買い取ることから始まります。この会員権は、退会するときには売ることが出来ます。それに加えて年会費450豪ドル(4万円)と年に1回か2回のロッジ大掃除パーティーに参加することが義務付けられています。会員になることのメリットは、スキーシーズン中にショルダーシーズンの28日ほどが無料でロッジに泊れて、ピークシーズンでも5割引きで宿泊できることです。また会員の子供達も準会員として5割引で宿泊することができます。でも最大の魅力は、ロッジに宿泊している間、会員同士がまるで親戚のように交流できることだと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする