京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

ゆっくりゆっくり咲いてね

2008年04月10日 | 日々の暮らしの中で
『日本の歳時記2  春の雨』(小学館ウィークリーブック)の
巻頭エッセイ「四季の思い2」で大岡信氏は、
  「春の雨」に関連して思い出される歌は多いが、』として
   おもしろの春雨や 花の散らぬほど降れ     隆達小歌
を紹介されている。

雨にぬれた桜の花びらで道路がピンク色に染められている今日。
花の盛りを過ぎ…やがては散る…。

幸い、今、毎日楽しみに眺める花がある。
姫林檎の木を購入して何年目だろうか。娘を遠くに手放して…、
わざわざ遠くまで出て行くのだから、どうか姫(娘)が実を結びますようにと
かこつけて。
つぼみのピンク色はひと雨ごとに濃さを増し、毎日確実に大きくなっていく。
もう開くよ~って時まで、かわいいピンクなのに、
それがほんの僅かに“はなびら”の様相を呈しだすと、白く変わっている。
摩訶不思議!!!???

ゆっくりゆっくり、ゆっくりと咲いてほしいのよ。
つぼみの時間を楽しませてほしいの。

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午前1時のメールは...

2008年04月09日 | 日々の暮らしの中で
✤9日午前1時11分
遅くにごめんねー。
大した用はないのだけど元気?
✤1時13分 返信
うん 元気。どうしたのかな?元気かいな?
??????
返信なしだーっ! 
 
それっきり!せめてもう1度返信しておくれ~~。
2月18日以来の息子からのメールはこんな調子で終わった。
用がなければあっさりしたものだ。
案じてくれたのかな? 
それを感謝しなくてはね!
逆に少し心配になって、何だろう、どうかしたかな…と尋ねたくもなるが。

Koz姉さん、
句会の吟行はいかがでしたか?
一句、ご披露くださいね。
御所の一般公開が始まったのと重なり、沢山の人が列をなしていたことでしょう。

5月16日 午後3-6時。
「大人の品格」と題して、京都商工会議所で坂東真理子氏の講演会があります。。
予定が空いていれば、参加しませんか?3000円。
Ogi 姉さんにも声をかけてみましょう。
金曜はokだったかな…。
チョコレート、あっさりと、とろけるような食感です。いただいています。
お心入りで、sweet! sweet! 倍増です。

“女性の品格”を十分に備えていらっしゃる方に、お誘いはいらないかしら。
メールの下書きをしてしまった。
雨が降ってきている。
☂☂桜の花も冷たかろう…
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桜の神秘...人と自然

2008年04月08日 | 日々の暮らしの中で
「やさしい色やねえ」
「この世のものとは思えないって言うけどほんとにそんな感じがしてくるなあ」
「空気がおいしいわ」
総門をくぐりはらはらと舞う花びらの下を進む。
見上げるほどに高く、大きく大きく枝を広げたその木は満開であったが、
白い花びらが霞んで見え、周辺に異空間の気を醸し出している。
吸い込まれそうな気さえするその空間に、一様に何かを感じるのか、私たちはしばらくの間立ち止まって眺めていた。

枝ぶり、花の色、鳥の声を楽しみながら歩いているとき、植樹林があることに気づいた。
それぞれに何かを記念して奉納されている。
幹はまだ細い。5・6本はあったろうか、枝が大きく(しかし細く)伸びて弧を描いて垂れ下り、可憐な白い花をつけている木があった。
27歳で息子さんを亡くされたご両親が植樹されたものだった。
スポーツを愛し、多くの仲間に愛され、家族の宝であった息子さん、
 「永遠にここに生きる」と結んであった。
ご両親の思いは察するにあまるが、はかなくも安らかな命の象徴なのか。

醍醐寺をあとにして、コーヒー付きのランチを頂いてしばし休憩。
勘修寺へ。
縁に散り敷かれた花びら。お庭を前にし談笑しながら時間を過ごす。
突然、目前の池から鴨が2羽勢いよく空へ飛び立った。
木々の葉ずれの音、温かな日射し、芽吹きの木々の明るさを、小町も楽しんだのではないだろうか。
彼女もこの豊かな自然に耳を、心を傾けていたのではないかしら。
…きっと今日の私たちのように。
日本人だから、きっと変わらないものがあるだろう。

明日、俳句の会で吟行に参加する友がいる。場所は京都御苑。
御苑は彼女の“お庭”、会のために下見に立ち寄った。
それぞれのスケジュールでの生活が待っている。
またできるだけ近いうちに会おうと約束して。
楽しい一日をありがとう。
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美しい映像に心休めて... 明日!

2008年04月07日 | 日々の暮らしの中で
夕刻から強さを増していた雨も止んで、外は静かになっている。
明日は、回復していくという。

『方除の大社 城南宮 千二百年の時を重ねて』DVDを見ていた。
年中行事の数々と、それはそれは美しい映像での四季の移ろいには目を奪われる。
字幕、BGMつきの章もあり楽しんだ。
ぜひ訪ねてみたいと。

http://www.jonangu.com/
方除の大社 城南宮


明日10:30ホームでお会いしましょう!
楽しみにしています。
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“春”だもの、人・人・人...満喫

2008年04月06日 | 日々の暮らしの中で
朝刊に、醍醐寺境内にあふれる花見客の写真。気温、午後2時ごろには20.6度。
約1万人が訪れたそうだ。最寄りの駅から人の列だったらしい。
そんな絶好のお花見日和に、私はスーパー銭湯にいたことになる。

地下鉄烏丸線の丸太町駅で降り、京都御苑に立ち寄る。
北へ向かってのコースをとれば、北は今出川駅となる。
ひと駅ぶん歩いたことになって、そこから再度地下鉄で帰宅すればいい。
中心部への出歩きはそう苦にならない。
薄いジャケットでさえ不要、ベンチに腰掛けて心地よい風を感じて…。

明日は、どうやら雨になりそう。
明後日は? 3人で醍醐寺周辺への散策を予定しているのだ。

おしゃべりしながらの散策にはお天気が不可欠だから!

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初対面?のビビッ!?

2008年04月05日 | 日々の暮らしの中で
蹴上げ浄水場付近へと下る渋滞の車窓から、はるかな幾重もの山の稜線と
右手上方の桜並木の下を歩く人の列に、目を奪われていた。
この辺は、市街地へと続く道だし、南禅寺と銀閣寺を結ぶ道にも近い。
市立動物園・平安神宮もすぐそこだ。
時期にかかわらず散策する人を見かける。
紅葉の時期に匹敵する…まだそこまではいかないか…、人・人・人だった。
午後4時半は過ぎていた。
ここだけは世界が明るい、ホントに、車で通り過ぎるだけでも心弾む美しさ。
 
宇治行きはやめて醍醐まで行った。ねねの湯へ。
疲れているのだろうか。右首筋が朝から凝る。
思い立って出かける、一人で。ここは一人が楽だ。
ゆったり好きなように過ごす。
気になることが…。たちくらみ?夏前になるとよく出る症状…。
単に湯あたりかしら?


☆☆かんがえる☆☆
  あの方のように素敵に齢を重ねられたらいいなと感じる友がいる
  きっとこのお方からも多くを学ばせていただけるだろう。
  きっと素敵な方だろう。
  人生の先輩。心躍る出会いとなって行きそうで、とてもうれしい。
  初対面にもかかわらず、ビビビッとくる方っていますね。

☆☆「悩みを持つことは生きていることの証でもありますから。
   自分の器なみに過ごして行く他ありませんね。」
と語って下さいました。
matsuさんありがとう!   

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鮭の南蛮酢

2008年04月04日 | 日々の暮らしの中で
30年近く作り続ける【鮭の南蛮酢】。
鯵だと骨ごと食べられるが、鮭ではちょっと無理。
魚好きだった子供たちも、小さいころから取り合いだった。

1: セロリ(筋をとる)・ねぎ(の、白い部分)・にんじんを
   各5cmほどの長さに切って、せん切りにする。
   唐辛子1本、小口切りに。
2: 合わせ調味料 
     塩      小さじ2/3
     こしょう   小さじ1/2
     酢      2/3カップ
     薄口しょうゆ 大さじ2
     だし     大さじ2
3: 1と調味料を合わせて、適当な器に入れておく。

鮭は一口大に切って片栗粉を薄くまぶし、中温(175度)の油でからりと揚げる。
揚げたてを3の中につけ込み、時々汁を回しかける。
(1~2日ほど置くと味が染みる)

少し早めの時間帯に揚げてつけておくと、もうその日のうちからOKです。
たちまちおなかの中に消えていきます。
お安く鮭が手に入るとき、多めに買って作ります。
リクエストで、野菜類はたっぷり鮭が見えないくらい?入れ、セロリは葉の部分も使い、好評です。
しんなりしますし、食べやすい。
ご飯が進みます。お弁当にも添えられます。

明日、「宇治川さくらまつり」があるそうで誘われている。
宇治には学生時代に行ったことがあるだけで、久しぶり。
行こうかな?
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アテンションプリーズSP~オーストラリア・シドニー編

2008年04月03日 | 日々の暮らしの中で
  アテンションプリーズSP~オーストラリア・シドニー編
 「あの破天荒CAが帰ってきた!!コアラもあきれる…南半球で3人娘が大暴   走!!さよなら三神教官…涙の別れ」
なんとも長いタイトル?で、これはもう内容の要約でしかない?
まあ、それはどうでもいいとして、このあと9:30から関西放送で始まる。
見よう。
内容はともかく、懐かしい所なのだ。

娘が無事に今の姫ちゃんを出産したあと、せっかく来ているのだから、
BUT!!!、(ここが大事なのだが!!)「付き添って一緒には行けないけれど!!」
という条件なのだったが、「行きたい所があれば行って来てもいいよ」と。
一人で!?とは思ったが勇気を出して、シドニーへ3泊4日の旅。
地図を頭に入れ、コースを考え、思い出作りは始まった。
娘の夫が航空券とホテルは手配してくれた。
動きやすい場所を思案してくれたようだった。
地下鉄も、船も利用した。
よく一人で動いたなあ、勇気があったなあと、今でこそ振り返るけれど。
初めてのシドニーだった、懐かしい。
もう1度行きたい。必ず行こう!

まもなく始まる。
出演の上戸彩さんは好きだ。彼女は必ず大きく飛躍される方だろう。


追記23:08
ドラマは途中まで。どうも○○○○○ない。わかっていた?けど...かな。

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春の感傷?

2008年04月02日 | 日々の暮らしの中で
♪トンボのメガネはみずいろめがね
 あおいおそらをとんだから~ とんだから~

今夕、電話の向こうで、前回よりハッキリと大きな声で歌ってくれた。
“マミィちゃん”(母親のことをこうも呼ぶのだ)が一緒に横で歌ってくれていたものね。
今日ベビーカーに乗っている時、突然、
「おかあさん おみやげ!」と叫び、石を拾っていたのだそうだ。
よく冷蔵庫の真ん中にチョンと石が入っていたこともあって、姫ちゃんの仕業。
「はやく来て」と、横から言わされている。
娘が私のことを「お母さん」と呼ぶため、この子も私のことは「おかあさん」と。
電車の中とか、ちょっと人目を意識してしまったこともあるけど。

植物園をぶらっと歩いて、目の保養。
チューリップの色の鮮やかなこと!!レッドエンペラー。
日差しがないのが残念だが、大勢の人にびっくりした。
半木の道のしだれ桜はまだまだこれから。
2年続けて春は娘たちがいたので、その姿がないのをとても寂しく感じる。
だめだだめだ!どうも最近は感傷的になってしまう…
いろいろなことを考えてみたり。
取越し苦労か…?、杞憂か…

まあ、とにかく、なんせ寒い。暖かさが恋しいよ~。

篠田節子さんの短編集の続きを読もう、居眠りが出るかな?
『ゴサインタン』『女たちのジハード』少し前の作品になるが、これはお勧めだ。
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チェロの音色

2008年04月01日 | 日々の暮らしの中で
4月1日、北海道の猛吹雪のニュース。
ここでもさーっと雨が降ったりの寒い日だった。
昼近く買い物に出た。種々値上げの幕開け月だがスーパーは混んでいる。
帰ってからもずっと家に。春、4月というのに。
寒いからじっとしていた!?

読書。
『秋の花火』(文春文庫)篠田節子著
短編集で、タイトルとなった『秋の花火』を読む。

「いつの間にか、人生の夏は駆け抜けていき、ふと秋の気配に気づいた」大学時代からの音楽仲間。「だれ一人、先生のような生き方はしたいとは思っていない」先生の死さえ直感しながらも、私とチェロ奏者とが心を通わせていく。静かな静かな描写の中で。

    チェロ、ファーストヴァイオリン、セカンドヴァイオリン、ヴィオラ
    「旋律が歌い交わされ」「やりとりされていく]
    
    「切り立ったような鋭い三連符を刻み始める」
    
    「太い弦を哀しげに甘く響かせる」
    
    「彼の奏でる哀切な響きが耳によみがえってきた。あの抒情、
     胸を震わせるような哀しみは、チェロの音によるものでも、
     フレージングによるものでもなかった。彼の吐き出した
     波動のようなもの...」

改めてチェロの音色を聴きたくなった。
静かに流れる音楽を背景に読み終わった感じだ。


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