京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

不機嫌は環境破壊?

2008年04月13日 | 日々の暮らしの中で
なんとなくモヤモヤしている。
日曜日。
気温は高いが曇天。そのせいでもなかろうが、気が晴れない。
上賀茂神社での賀茂曲水宴の催しに散歩がてら行ってみようかと計画していたが、
そんな気力も出ずのまま、昼を迎えた。
ああ、なんか最近こんな気持ちの日が結構あるように思う。
本でも読んで過ごそうか… 。

しかし!!私は、簡単に化粧をし、着替え、近くの園芸センターに向かったのだ。
朝刊折り込みの、「かわいい珍品種」、「新潟産シャクナゲも大量入荷!!」、等々の広告と写真に惹かれて…。

「昨日会った犬のほうがずっと賢いわ!」
「もう!やめなさいって言ったらやめなさい!一回言われたらきちんと守りなさい!」
すぐ近くから、子供に向かって母親の大声がした。
小3ぐらいのかわいい女の子と弟のようだ。
しばらくするとまた、
「あなた達を連れてきたことを、今、本当に後悔しているわ」、「なんで?」。
「邪魔だから」「邪魔になるばっかりだから」!!!!!!

しゃがんで鉢を手にしている彼女の顔をさりげなくのぞいてしまった。
いやな気分だ。
花を前にしても心が波立っていたのかも知れない。
   『自分の不機嫌は環境破壊で、ダイオキシンをまき散らし、
   他人や子供たちの吸う空気を汚していないかと思う』
とか…。

リセットできそうにない空気の中で出会った梨の花。豊水。
花芯のなんと美しいこと。
どうしてこんなに繊細な美しい構造を神様は与えたのだろう。
「きれいですね」と声をかけてくださった方がいる。
蜜蜂が飛んでいる。

ささやかな幸せをもらって帰った。

コメント
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