
セイタカアワダチソウは、九州北部の筑豊の土地の象徴のような存在だった、と五木寛之氏が書かれていた(ので、ほおっと思って読み進めた)。
遠賀川の土手も、香春(かわら)岳の野づらも、見渡す限り泡立つ黄色の海と化していたそうだ。
石炭産業の合理化が進み、やがてボタ山は姿を消した。列島改造、高度経済成長の波のなかで、人と自動車の激しい流れが、セイタカアワダチソウの種子の空中拡散に拍車をかけた。
神武の東征にも似た、渡来植物の東上が開始された。・・・などと(「黄金色のバブルの花」)。
“東征”とすれば、セイタカアワダチソウにやられたのはススキであるらしい。

猛威を振るっていたかつての姿を私も見てきているが、今は小ぶりにもなって、群生し高々と茂る勢いはないようだ。次第に日本での環境に適応した姿を持つようになったのかしら。
夕日が当たって輝くさまは美しくもある。
さんたろうさんがそんな写真をしばしばブログに載せられていたなあ…と思い出した。
足元を落ち葉が音を立てて転がっていく。
林の中から、木の実が落ちるような音がしてくる。
おにぎりと温かいお茶と本を持って、歩きに出た。
ブタクサなんて言っていましたが
厳密には違っているらしいです。
筑豊と言えば今読んでいます葉室麟さんの
「読書の森で寝転んで」の中で上野栄信さんとの
交流が描かれていてとても興味深く読みました。
上野さんをとても尊敬しておられます。
「山椒魚」は井伏鱒二さんですね。
楽しい内容だったことは覚えていますが
詳しくは忘れました。
多分父の本棚にあったかと。
最近は言葉が出てこなくて「物忘れ外来」受診しなければいけないかと思ったりもしますが、
診断が下ってもどうしようもない事かと思いますので
多分受診しません。
名古屋市民65歳以上は無料で受診できます。
ブタクサって言いましたね(笑) 違うものですか。
花粉が喘息の原因にもなるとか聞いてもいました。
ここも、もう少し花に黄色みが濃くなり、夕日が当たりますととてもきれいに見えます。
葉室さんの『読書の森で・・』で、先ず「追われゆく抗夫たち」を知り、検索して「蕨の家」を知ったのが始まりでした。
『蕨の家』というタイトル、本文中に魯迅の「采薇」参照をとありましたが、
やはり葉室さんの『古都再見』の中で、「首陽の蕨」について書いておられました。
Reiさんに澤田ふじ子さんをご紹介いただいていましたが、初めて読んだのがこれになりました。
井伏鱒二の『山椒魚』、ちょっと読み返してみたくなりました。
お伝えしたかった大事なこと!?
あさのあつこさんの弥勒シリーズ、11冊目が文庫本になっていました。
予想通り。これは前作までを忘れないうちに、こんなに早く文庫化されて嬉しいです。