「中学を卒業すると上京し、古書店に勤めた」出久根達郎さん。
『本と暮らせば』で書かれている。
「古書店は本を読むのが仕事である。売る者は買う客の数倍、読まなくてはならぬ。満腹だからといって、食うのをやめてはいけない。しかし面白いことに、本は食えば食うほど、更に食い気が増し、とめどがない」。
「読書人は年をとらない。…女性は、美人ばかりである。眼に張りがあるせいである。活字で洗われたまなこは、一点の曇りも無い。男性は、卑しさがない」。 (そうかしら~ぁ?)
朝から黒い雲に日差しが遮られがちだ。祇園祭で人出が増えることもあり、7月8日を最後に街中への外出は控え、映画の誘いも断るという自重を続けてきた。ワクチン接種後の体調も落ち着いたし、私には今日しかない。
ということで、納涼古本まつり開催中(~16)の糺の森に出向いた。ほんの1時間半ほどだったが、不特定多数の中に身を置いた不安は残る。
やっぱり気持ちが落ち着かないのか。春も今日も、食い気どころか食傷気味。
350円で講談社学術文庫を一冊だけ買って帰った。
出久根さんの文章をもう少しだけ読み進めた先には、「あきんどの売り口上」って言葉がある。

ここは最も北側。奥へ、南は西側に河合神社という位置で出店している。河合神社の神官の家に生まれたのが『方丈記』を著した鴨長明ということはよく知られるところ。

ホント、たま~に、そお~っと、涼やかな風がながれてくる。(ああ、きもちいい)と独り言ちたいけどそれも我慢して、背表紙を追う目を休める。
『本と暮らせば』で書かれている。
「古書店は本を読むのが仕事である。売る者は買う客の数倍、読まなくてはならぬ。満腹だからといって、食うのをやめてはいけない。しかし面白いことに、本は食えば食うほど、更に食い気が増し、とめどがない」。
「読書人は年をとらない。…女性は、美人ばかりである。眼に張りがあるせいである。活字で洗われたまなこは、一点の曇りも無い。男性は、卑しさがない」。 (そうかしら~ぁ?)
朝から黒い雲に日差しが遮られがちだ。祇園祭で人出が増えることもあり、7月8日を最後に街中への外出は控え、映画の誘いも断るという自重を続けてきた。ワクチン接種後の体調も落ち着いたし、私には今日しかない。
ということで、納涼古本まつり開催中(~16)の糺の森に出向いた。ほんの1時間半ほどだったが、不特定多数の中に身を置いた不安は残る。
やっぱり気持ちが落ち着かないのか。春も今日も、食い気どころか食傷気味。
350円で講談社学術文庫を一冊だけ買って帰った。
出久根さんの文章をもう少しだけ読み進めた先には、「あきんどの売り口上」って言葉がある。

ここは最も北側。奥へ、南は西側に河合神社という位置で出店している。河合神社の神官の家に生まれたのが『方丈記』を著した鴨長明ということはよく知られるところ。

ホント、たま~に、そお~っと、涼やかな風がながれてくる。(ああ、きもちいい)と独り言ちたいけどそれも我慢して、背表紙を追う目を休める。