京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

ひな祭りを前に

2016年03月02日 | 日々の暮らしの中で
                                                   ネットショップより拝借

孫引きで恐縮だが、田辺聖子さんは『上機嫌な言葉366日』の中で記している。
「私は若い女の子の、ふっくらと血色良く、丸い顔が好きだ。とくに彼女の、厚化粧もしないのに、頬がほんのり、薄赤く染まってる、豊頬の美しさは、人生でほんの少しの期間しか持てない、若い娘だけの美しさだ。」(ひよこのひとりごと)

「若い女の子」。まだまだ若すぎる?ほど若い、この9日でちょうど生後7カ月になる姪っ子の娘が初節句を迎える。
帰国して3、4日になるが連日寒さに震え、思うように体が動かないままぼんやりしてしまった。今日は姪っ子宅に小さな包みを贈った。配達希望日に3月3日と明日の日付を記入したのがきっかけで、はたと目が覚めた。ラッキ~、間にあった! と思ったような次第。
2970gで生まれ、順調に育った娘。まんまるい大きな目を見開き、大きな口を開けて笑って、にぎにぎした手がぽっちゃり、の写真を見ている。夏に向けてますます活動的に動きも増すことだろう。替えの数になればと、真夏の国で選んできた服を添えてみた。色づかいも柄にも独特なかわいさがある。


これは昨年弘法市で飾られていた真多呂人形の弥生雛と言われるもの。幾代を経ても残る、このあどけなさ。

「かしこさ、聡明、というのは女の子にこそ必要なんじゃないでしょうか」とも言われる。その人しか持っていないかしこさが、平凡なものもユニークな美しさに輝かせ、何にも代えがたい魅力を生み出すと。(手づくり夢絵本)
健やかな成長を喜んで…。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする