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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 ささやかな川

2011年09月09日 | こんなところ訪ねて
            

朝方、寒くて目が覚めた。寝ていても寒いので起きてしまうことにした。朝夕はすっかり秋の気配が漂うようになったが、今夜は少し蒸し暑い。

この数日、机に向かっている時間が多い。背中を丸くしていると内臓の働きも悪くなるし、酸素の吸入率が低くなるという。胸を張って胸郭を上げて…、となると背筋を伸ばして少し外出するのがよいに決まっている。脳細胞にも新鮮な空気を、だ。

   萩が咲き乱れ
        門前に橋
上賀茂神社境内を流れて東流し、社の外へ出ては昔神官だった社家町の土塀に沿って流れるこの御手洗川。寂聴さんが大変にお好きだと語っておられた。
川端康成氏と、氏の仕事部屋を探して、一軒の門深く訪ねたことがあったとか。川端文学から抜け出してきたような五十代の女あるじとその娘さんが、あまりに薄幸そうで痛々しくとても住むことはできないとされた、「ひっそりとした家」はどこだったのだろうと、興味本位に覗き歩いてしまった。

            奥に正面に斎王代
            三人抜き
九月九日重陽の節句の神事に継いで、上賀茂神社境内では烏相撲が奉納された。ぐるっと一巡しながらしばらく観戦していたのだが、まあ、早く帰ろうっとどうも気もそぞろ…。
と、「下手投げやな!」と女性の大きな声がした。

コメント (6)
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