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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 母の日なのに

2010年05月09日 | 催しごと

「いかがお過ごしでしょう。アタシャ、今日も仕事でしたよ…」
息子から携帯電話にメールが入ったけれど、何か一言足りないんじゃない?

いっぽう、オーストラリアからの発注で娘たちからカーネーションの花が届いた。
「おかあさん いつもありがとう」と。 こちらの息子からは、
   Okaasan
    Happy Mother's day!!
     Hope you have a lovely day and nice weekend…
     Jay
とあるではないの~。

  いっぽんは姑のためカーネーション       櫂 未知子

「孟母三遷」、孟子の母が、子供の教育環境を整えようと、最初は墓所、次は市場、そして学校の近くにと三度住居を遷したという故事もある。
が、およそ現実はおかれた環境の中でいかによりよい環境づくりができるかで、親にとってはさほど多くの選択肢があるとも思えない。
誰が言ったのだろう、子供は育てたように育つ…と。
聞いた言葉も耳を離れない。イタイイタイ。
そうなると、息子の足りない一言は何に起因するのだろうか。

母親に不平不満をこぼすと、母は口癖のように「困ったわねー」とだけで、一笑に付すことも多かったのを思い出す。考えさせようとしてくれたのかもしれない。
あなたの言うことは正しいのかな? 間違っているかもしれないよ?
これは自分を見つめることへの、自己懐疑への道しるべとなっていった。

どう言ったら、今日が母の日だったことをもう一人の息子に気づかせることができるだろう…。
 こまったわね~~
コメント (6)
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