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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

胡蝶の夢でも

2010年05月28日 | 今日も生かされて
とうに盛りは過ぎた。芳香などあるはずもない。みずみずしさももう終わり。花のふちも茶っぽく汚れ始めている。程なく散っていく。
「梔子・くちなし」といえば秋の季語、実のことを言う。果実が熟しても口を開かないためにその名が付くようだ。「くちなしの花」といわなければならない。

花の盛りは短い。
この身の口はすっかり緩んで…、だが、人のうわさばなしは極力流すにしても、手前味噌ながらこんな話を一つ。なんやの!?自慢話か。いけすかない!!…… って?
そこは一つ許されて。どーしたもんか、自分にしたって未知の世界の化粧品。

「母の日の贈り物を送り損ねました。早目に送りますから楽しみにしていて」
5月10日午前0時を回って息子からのメール。どこを遠足してきたのか、やっと今日届いた。はて、今日は8日、まっ、こんなものかもしれない。ありがとう。
                           
一年に二度色付く菊ほど愛でられるものではないが、一花咲かせてもう一花。
お肌の手入れにいそしんで、透かし加減が美しいスカーフで季節を楽しみましょうかね。
つい緩んだ口から漏れる「効果はどのくらい…?」。いけないいけない、禁句禁句としよう。

万物はすべて移り変わる。誰しも年々齢を重ねるわけだ。アンチエイジングもほどほど、楽しんで生きていけたらいいってことだ。
「くちなしの花」、花言葉を覗いてみれば「私は幸せ者」「とても幸せ」「喜びを運ぶ」「優雅」「洗練」…と続いていた。
早速に夜用クリームをたっぷりと!、そこに息子の思いも完璧に塗りかさねるとしようか。

今宵ぐらいは胡蝶の夢でも…。楽しげに飛ぶ胡蝶に。

コメント (7)
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