先日、インド四大古典舞踏のひとつ「カタカリ」を観た。知人から幸運なことにチケットを頂いて、娘を連れていそいそと出かけた。
会場となる“国立劇場おきなわ”に入るのも初体験である^^。
劇のパンフレットによると、「カタ」は物語、「カリ」は舞踏の意味だそう。歌舞伎や京劇のように仮面のような凝った化粧、華やかな衣装、力強い踊り、迫力のパーカッション演奏に終始する実にパワフルでかまびすしい舞台であった。
あらすじはおなじみシバ神や王、王の娘の繰り広げる愛憎劇。裏切りや復讐、首をはね たり生き血を飲んだりと物騒きわまりない展開だが、あくまで神に捧げる舞踏であり、古来からの信仰心が土台になっている。
貴重な体験をさせてもらって、知人にとても感謝である。
20代の頃、小劇場「ジァンジァン」で毎回シャクティのインド舞踊を観に通っていた。前半が古典、後半は創作と、まとまりの良い舞台であった。
劇場といえば、友人が劇団を長年主宰している。劇場まで運営しているツワモノである。その公演も間近なので、楽しみにしているところだ。
http://www2.tontonme.ne.jp/users/daichi/
劇場という空間もまた、独特だ。濃密に、自分と向かい合うことができる場でもある。すべからくアートを観ると、自分が見えてくることがある。だから"no idea"のときややるべきことが見つからない時、重く言えば自分を見失っているときなど、ぶらぶらとアート鑑賞するのはお勧めである。私もよくそうしている。
そうそう、TVで以前みたけど、食品会社「永谷園」創設期には商品アイディア出すために一年間の“ぶらぶら社員制度”というのがあったんだって。すごい会社だ。