製作に入る前に、浦添市美術館に行ってきた。http://www.8761234.jp/urasoe_hp/art/
沖縄初の公立美術館として平成2年に設立されて今日まで、漆芸や紅型などの質の高い常設展示のほかに時折の特別展を丁寧に企画してきている。古代エジプト展など、長蛇の列を作った企画もあり、浦添市という街の、文化事業を大切にする様子がうかがえる。本日から、画家比嘉良二さんの個展が開催されている(10/18-23)。沖縄の戦後芸術文化の復興を担って56年になんなんとする春の美術祭典「沖展」を支える御仁のおひとりだ。比嘉さんは沖展を企画運営する新聞社文化部の要でありつつ、沖展絵画部門の会員だ。権威高く、セクト主義的でマッコウ臭くなりがちな公募展というお祭りに真剣に、しかし“さらり”と取り組み毎年たくさんの観客が楽しめるようにと、大変骨を折っておられる方である。気さくで飲み好きな明るいお人柄で、会場にはすでに、夕方からの打ち上げ会にそのまま移行すると思われる面々がお集まりであった。花束の代わりに酒を一本お持ちしたのは正解だ(笑)。
10年も昔になろうか、当時イラストレーターとして仕事をしていた私は沖展デザイン部門に応募して、のちに(一応^^;)準会員という称号を頂いているが、その後画家に転身し、画廊の運営や個展を中心とする活動がメインとなってしまい、沖展出品にはあまり力が入らないのが実情だ^^;。「早く大きいの出して会員になりなさいよ」といまだに比嘉さんは言うけれど・・なかなか、である^^。
ともあれ、楽しいお付き合いを、時折させて頂いている。今日の打ち上げは・・thank you,but no thanks.ということで(笑)。
画廊に戻ると、先日墨絵をお買い上げ下さったお客様が別の墨絵をお求めになって下さっていた。一旦おひとつお持ちになった後に、もう1点を物色して下さったとは、なんと嬉しいことだろう。。今朝は、県外のコレクターさんにアクリル画「楽園シリーズ」を発送したところである。お客様の応援が、製作の励みとなる。(ありがとうございます!感謝し、ますます良い作品を創っていきたいと思います。。)
明日も、たっぷり描こう!