キッズモトクロス参戦記 2005年~(IAライダー直人)

チェアスキーのオフシーズンや、モトクロス以外の話題も書いています。

キッズ・・第8戦・H2

2012-10-04 11:45:00 | レース参戦・観戦

このH2で、今年のスーパーキッズにケリをつけたいところ。
今年、一番の勝負どころです。

キャブに関しては、ニードルをさらに調整して・・・
問題はなかったのですが、少しでもベストな状態で走れれば?でサイド、リヤタイヤは新品のダンロップ51に交換してのぞみました。

レース前から本人も”必ず勝って帰る”と、気合十分でした。
サイティングから戻り・・・ゴーグルの交換など・・・

”思いっきり自分の力を出してこい”で、腰を叩き・・・気合を入れます。

”ウォ~~~~~~~~~~~”

雄叫びを上げて・・・・スタートにつきました。

頑張れよ~~~~って、こちらは後ろで見守るだけ。

いよいよ、大事なスタート。

あれ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

H1と同じようにクラッチミートの瞬間、回転が落ちて1テンポ出遅れ・・・

それと同時に外側から好スタートしたライダーが、一気にイン側に入るラインを取り出すと・・・
直人の隣のライダーが、前のラインを失ったと同時に、一気に直人の方によって来て・・・・接触。

あ~~~~転ける。
瞬間、直人は転唐セ~って思うぐらい体が外によじれて、大きくバランスを崩してスロットルダウン。

その後は、スロットルを戻してますからね~
ご覧の通りで・・・・ドンビり!

バカやろ~~~~な~~~~にやってんだよ~~~~
ってな感じで、後ろから見ていた私は・・・がっくり!・・・が、この時の本音!

※直人の名誉のために言っておきますが・・・後から本人が解説!
横から出てきたライダーが、よく知ってる後輩だったので、無理にラインを死守しようとしたら力的に、確実に弾き飛ばすような状態になると感じて、接触を最小限にしようと・・・瞬間的に思ったそうで、自分から無理やり外に逃げようとしたら、予想以上にバランスを崩しちゃったんだそうです。

その先、めいっぱいのアウトラインで・・・全開走行にて・・・右コーナーから左コーナー~上りと・・・

1個目の下りでは、だいぶパスしたようで中盤ぐらいを走行。
さらにその先の右バンクも大外から全開で立ち上がり・・・ぐんぐん前に出ています。

奥に消える上りでは8番手。

1周目・・・奥から戻ってくると5番手に浮上。
なかなかのペースで頑張ってます。

しかし・・・トップは、ガンガン飛ばして・・・・かなりの独走状態で走行。
2番手も完全に抜け出している様子。
走行ペースから考えても・・・こりゃ~追いつかないな~って、1周目から感じました。

しかし・・・直人はあきらめていません。
2周目・・・3番手に浮上。
必死に2番手を追いかけています。

3周目・・・かなり差が詰まって・・・バトルモードで、奥に消えて・・・
奥から戻ってくるのをワクワクと待っている・・・私。
エンジンの音が聞こえ・・・・あれ~~~~~~~?

直人が戻ってきません。

あ~~~~奴は転けたか~~~~

だいぶ間隔の空いていた4・5番手のライダーが降りてきます。
少しして・・・直人。

5番手に落ちます。

H1が7周でしたから・・・”まだ残り3周あるぞ~頑張れ~直君”と心で叫んで、念を送ります。

川西名物!壁ジャンプ・・・今回のレースでは、一度も飛ばなかったそうです。
飛ばなかった?じゃ~無く・・・飛べなかった!ようですね~
手前での加速が今一で、飛びきれないとフレームの負担も大きいし、着地の衝撃でバランスを崩して転刀Iは大NGですからね~
飛ばなくても、それほど影響が無いと判断したようです。
エンジンが絶好調だったら・・・ガンガン飛んでたでしょうけどね~

次の4周目・・・1台をパスして4番手に再浮上。
3番手のライダーの後ろに・・・早々にロックオン。

その後の周回・・・抜けそうで抜けない?
どうしたんだ~?って感じで見ていました。

見える範囲で感じたのは・・・やはりどこの上りでも差が開いています。
下りで差を戻して・・・の繰り返しに見えました。

その状態が続き・・・L1。
おいおい、なんとか3番手に浮上して戻ってきてくれよ~~~と願いながら・・・

奥から戻ってくると・・・3番手の真横アウト側。
外から一気にまくって、前に出るんだろうな~?と、感じたんですが・・・先の上りでやはり前に出られて・・・
ゴール手前のテーブルでサイドアウトからジャンプで前に出て・・・バンク。
3番手はインを周り・・・立ち上がり。

3番手ライダーの立ち上がり加速が良く・・・バイク半分の差でした。

4位・・・フィニッシュ。

コースアウト後、見ていた私の横に来た直人の目は・・・悔しさから充血してました。
息を少し切らして・・・”クソ~ムカつく・悔しい・・・”こもった声で、怒りを表現していました。

自分自身、スタートから慌てたことで・・・冷静なレースができなかったことを、悔しがっていたんです。

本人が落ち着いてから・・・話を聞くと。
バイクの方の状態は、エンジンのふけ上がり自体は良かったようですが、H1より力が無く・・・ギヤー・半クラの多様で、必死に走ったようです。
ギヤーの多様で、逆にギアー抜けも多かったそうで、それがさらにあせりにつながったと・・・終わってからは、自分を冷静に採点していました。

2番手争いの転倒ですが・・・
H1同様・・・オーバースピードとわかっていたけど、下りしか勝負できない・・・の思いが強かったようで、下りからのコーナーで、進入勝負をかけたようですが・・・本当にオーバースピード過ぎたようで壁にそのままぶつかったそうです!

話を聞いている限り・・・結局、上りで抜き返されて・・・無事に終わったとしても3位だったんじゃ~ないでしょうか?

色々と私自身も、後悔する部分が多かったレースでしたが・・・転倒での怪我も、たいしたことが無かったので、無事に終われて良かったと思っています。

本人の気合は・・・モトクロス始まって以来の勝つぞ~~オーラ!を出していましたが・・・逆に、それをあおったこちらにも大きな責任があると感じました。
レースって、常に冷静に平常心が本当に大切・・・ってことを感じさせる結果だと、今は思っています。

自信を持って勝負に出るのは当然ですが、それ以上に大切なのが自分をコントロールする精神だ!って事です。

表彰式のコメントは”今年、一番ダメなレースでした”
直人1人がダメだったんじゃ~ありません。
奴以上に、私自身の責任が大きかったレースです。

2番手とのランキングポイント差を50ポイント以上にして、最終戦前にスーパーキッズチャンピオンを絶対に決めるぞ!の意気込みで望んだ第8戦でしたが・・・逆にポイントが縮まっちゃって43ポイント差になっちゃいました!

次回のキッズ最終戦は、直人が連続で怪我をしているMX408です。
昨年は、キッズの最終戦で両腕骨折だし・・・その前の年も、キッズの前日練習で腕を骨折ですからね~
それに今年も、MFJ関東戦・開幕戦では背骨圧迫骨折と・・・MX408のコースの責任じゃ~ありませんからね~
直人のドジが続いてる!ってことですよ~

そんなことを考えると・・・親としてはね~せこい事でも考えたくなりますよ~

慎重に無理しないでH1を走りきり・・・確実にチャンピオンをこの手にゲットしたいと思っています。

今回の川西では、仲の良い後輩が肩・腕と若木骨折をH2の転唐ナしてしまい、本当に気の毒でした。
H1・H2も絶好調だっただけに・・・本人も悔しかったことでしょう。
しっかり治療して、元気に復帰することを望んでます。
お大事にね~

FFF Racingからは、本来4台のエントリーでしたが、1人が金曜日にクラブ活動中に怪我をしてしまい・・・3台のエントリーとなりました。
#78優帆君は、腕の開放骨折にて手術・リハビリを頑張り・・・超久しぶりの復帰キッズスーパークロスで、フレッシュ85総合優勝と、元気な復活ぶりを見せてくれました。
本当に嬉しかったです。
また#79遼君も、久しぶりのキッズスーパークロスエントリーでしたが、チャレンジ85では、オールホールショットで総合優勝と・・・これまた好成績。

後輩に負けないように・・・今年の残り少ないレースも、落ち着いて自分の力を出せる戦いをしないと・・・かな?

レース当日の夕方からの台風への配慮・・・ビッククルーの判断は正しかったですね~
本当に助かりました。
全てが終わって・・・その後、タイミングよく?本格的に降り出しましたからね~

帰りの高速は、過去にない激しい横風との戦いでしたが・・・無事に帰宅。

参加&応援に来てくださった皆さん~ビッククルーのスタッフの皆さん~
ご苦労様でした&ありがとうございました。


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