2013年9月25日(水曜日)
昨日の続きです。
NAOPが終わり、直人が止まっちゃった場所に引き取り。
”エンジン壊れたよ~オイルが・・・”
で、見ると、アンダーガードの周りはオイルまみれ?
速攻でキックを動かそうとしたけど・・・全く動かない?
確実にクランクが壊れたのは理解できました。
しかしなんでオイルが?
ギヤーは動き、直人がニュートラル入れていたので、とりあえずこの場所で見ていては、次のレースの時間が遅れちゃうと思い、急いで移動しました。
コースから出て、改めてエンジン周りを見ていると・・・
”あ~ケースの破片でしょ~これ?”と、知り合いのママが指を指す先を見ると・・・
が~~~~~~~~ん。
ビンゴ~~~そうです、どこから見ても裏のケースが割れてる破片でした。
”わ~ケースがお釈迦かよ~これいくらかかるんだ~?”
で、本当に恐ろしくなりました。
パドックに戻り、皆さん次々に見に来られたんですが、皆さん揃ってい~話が出ないでない・・・
も~本当にがっかりです。
そんな時、直人が聞いてきた情報では・・・”ケースまで壊れると、部品だけで30万コースだね”・・・・に、さらに追い討ちをかけられたようで・・・気分は即死でした。
その話を横で聞いていた嫁から・・・”今、も~そんなお金無いよ~出せても10万ぐらいじゃ~?”と、かなり暗い声で言われました。
我が家の約束として・・・モトクロス関係でのローン・借金は御法度。
そこまでしては、やらない約束になってます。
って~ことは・・・12月のボーナスが入るまでは・・・直せない?
もしくは・・・直さないで、別の安い中古車輌を探して・・・2個1号にするか?
と・・・・ゴールの見えない内容で、話が尽きない状態でした。
ま~とにかく何が原因で、このようなことになったのか?を、知りたくて知りたくて・・・気になって気になって・・・で帰宅。
翌日の秋分の日は、午前中に入院している先輩の様子を見に行ってきました。
その後からFFF。
移動中に電話・・・”お~後、どのぐらいでFFFに戻ってくるんだよ~”と、大先輩パパからでした!
前日の、エンジントラブルを心配してくれて、バイクでFFFに駆け付けてくれたようです。
直人が、黛さんの指導の下で、洗車後の作業を、全てさせることにしました。
その間、自分は用品の洗濯やその他の掃除。
”おい・・・ただ作業をするんじゃ~なくって、仕事の流れをおぼえておくんだぞ~”
”外したボルトやパーツをごちゃごちゃに置くと・・・組む時に、命取りになるからな?考えて、いくつかの入れ物に分けて入れるんだぞ~”
ってな感じのアドバイスは・・・さすがに気になったんで入れましたけど!
”ね~ボルトが固くて外れないよ~”と、ギャーギャー言いながらの作業でしたが!
1本のボルトの頭を、なめる程度のミスで・・・無事に、CRFのエンジンを下ろすことに成功したようです。
ここからは、俺も入り・・・直人を中心にエンジンをバラします。
ヘッド周りから・・・
カムチェーンテンショナーを外して・・・ヘッドを開けて・・・
カムホルダーを外し、その際の注意事項を教え・・・
カムの外し方を教えて・・・その際の注意としてカムチェーンの処理を教えます。
ってな感じで!作業を進めましたけど・・・ま~1回である程度、理解できれば天才ですからね~
これから、経験を積ませないといけない部分ですね~
当初、いろんな情報を聞いている時点よりは、最悪の状態じゃ~ないことがわかりました。
ヘット周りは無傷だったんです。
もしかして・・・バルブのコッターが外れて、バルブが落ちたか?・・・これが一番、最悪な場合と考えていました。
ピストンも見る限りに綺麗です。
ま~ここまでは順調でしたけど・・・シリンダーブロックを外す祭・・・抵抗感が全くなく・・・スルっと外れて・・・
わ~~~~なんじゃ~~~~こりゃ~~~~メチャメチャじゃん。
写真のようにボロボロ。
コンロッドが、ピストンから外れているので、抵抗感がなく抜けたんですね~
残念ですが、ピストンも裏側は・・・見事に傷だらけ!
ど~みても、使えるような状態じゃありませんでしたよ~
さらに・・・ケースの内側を見ると・・・そこら中に穴&傷だらけ!・・・折れたコンロッドの先が、暴れたことが想像できました。
さ~問題の原因ですが・・・・
ケースを左右に割る前に判明しました。
右上の写真を見てもらうと・・・
クランクの下に写ってる、クランクトップのピストンピンを通す穴の部分が・・・わかりますか~?
見事に、2つに割れてますよね~
ここが一番最初に壊れた部分だと思います。
他のパーツは、すべて粉々になってるんですが・・・この2点の破損パーツだけが綺麗な状態でエンジン内に落ちていたんです。
1発目に壊れて・・・脱落後・・・
折れたコンロッドが、他の全てを破壊しまくり・・・エンジンが止まった!
って事のようですね。
しかしなんで、ピストンピン部分が割れたんでしょうか?
この原因は・・・わかりません?
直人に指示を出しながら左右のパーツを外してもらい・・・
ケースを割る段階で・・・これがなかなか割れない?
これだけ、ボロボロになっちゃってるケースなんで・・・クランク部分が、かなり歪んでしまったようで・・・そ~なると、抑えてるダウエルピンが強烈に邪魔をしてくれて・・・なかなか左右に広がりません。
ま~このケース、確実にお釈迦ですからね~
最終的には・・・とんがったハンマーを無理有り間に入れて・・・その裏側をでかいハンマーで・・・おりゃ~~~~・・・とやりながら、クランクのベアリング部分をたたき、何とか悪ことができました。
CRFは、エンジンのクランク部分とミッション部分が、部屋で分かれている構造だったので、突き破った穴から破片が少し入ってましたけど・・・
ミッション周りは・・・無傷でした。
当初の最悪よりは、費用の方も安くつくんじゃ~?とは思いますけど・・・
部品代をしらべると・・・16万円超え!は、確実でした。
しかし、ここまでの状態じゃ~ただの組直しって修理じゃ~済みませんからね~
現実は、レーサーエンジン1基を作り直しとなるので・・・関連のプラス費用は、ど~見積もっても同じぐらいになるんじゃ~ないでしょうかね~?
ま~~~強烈に、高~~~い授業料です。
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