キッズモトクロス参戦記 2005年~(IAライダー直人)

チェアスキーのオフシーズンや、モトクロス以外の話題も書いています。

キッズ・・第8戦・H1

2012-10-03 13:48:00 | レース参戦・観戦

お天気の方は良く、気温もどんどん上昇。

テントの中でエンジンをかけてる状態でも、キャブがあってないのがわかる感じです。

も~ど~しよ~?・・・でした。

前日の練習・予選を見ても、とにかくいつもの調子が出てくれないエンジン。
それはスタートにも大きな影響を与えるので、なんとか対策しないと!でした。

チョビット後悔したんですが・・・
勝つために絶対必要なのはエンジンパワー

エンジンの特性をフルに発揮でき、これ以上のパワーってところでは・・・プロサーキットチャンバー。
しかしこのチャンバー・・・使うにあたって問題も多いんです。
とにかく上のパワーは確実に出るんですが、特性としてルーズなキャブセッティングでは、全くと言ってい~ぐらい走りません・・・どころか!ノーマルマフラーの方が確実に速いですね~
ピーキーな仕様のキャブセッティングができてこそのプロサーキットなんです。
これは俺が言うのもですが・・・ライダーのスロットルの使い方を理解し、またかなり経験と技術が必要だと思います。
もっと言えば、ロードレース的なセッティング経験がない方には、オススメできないチャンパーと言えるでしょう。

ところがところが、夏前まで使っていた・・・プレシャス・・・
このマフラーは、万能向きと言える?
ノーマルチャンバーよりは、確実に中速~高速での乗り味は格段に良くなります。
当然ですが、上まで一気にエンジンが回るんで・・・パワーも出ますよ~
何より、キャブのセッティングが面倒じゃ~ありません。
関東エリアのコースだったら軽井沢以外は、同じセッティングで同じように元気に走ってくれました。
まさにノーマル感覚で使えるレースユーズチャンバーってことです。

余談ですが・・・個人的な意見ですよ~
プレシャスを使いこなせるようになったら、ハイスロとの組み合わせは、さらに強力な武器になりますね~
それでもまだパワーに不満がある方が・・・フルプロサーキット仕様で、苦労してください!

少々話がそれちゃいましたが・・・

よ~は、プレシャスのチャンバーを、川西に持ってくれば良かったな~?って後悔したんです。

そ~は思っても、現状でなんとかキャブをど~にかしないと・・レースの結果は見えてますからね~

直人の気合に答えられる仕様にしてあげないと・・・

コースでテストできるわけじゃ~ありませんから、テントの中でエンジンをかけた様子で判断して、結果が良ければ?と、祈るような状態でした。

そこでアクシデント!
温度・湿度計を見ると、変な数字を針が指してる・・・12度!
あれ~これ・・・もしかして壊れた?

壊れました。

なんで?よりによってこのタイミングで・・・おいらの日頃の行えが悪んでしょうね~
H1ギリギリまで様子を見て・・・セッティングを薄くする方向に変えました。

せめても・・・じゃ~ありませんが、H1・前後新品のダンロップ51で勝負。

予選と同じようにアウト側を選択。
万が一、上が吹けないようだったら、ギヤーを多く使って対応して欲しいことを話して送り出しました。


さ~~~~このH1。
何が何でもポイント2番手より、上位でフィニッシュして欲しい大事な1本。
スタートが大事。

でも川西では決まりませんね~スタート。
お約束の中盤。
先の上り~左コーナーで、アウトを使ってうまく前に出たようで・・・3番手。

このH1何をびっくりしたかって・・・・
FFFファミリーの#97RYO君・・・久しぶりのキッズスーパークロス参戦で、ブッチギリのホールショットでしたね~
トップの座を守って奥に消えていきました。
パパもこれには大喜びでしたね~!・・・気持ちは、よ~くわかります。

1周目・・・奥から出てくると順位が代わり・・・・直人2番手に浮上。

2周目・・・トップの#3と直人の2台が、完全に抜け出して走行。
直人も前の様子を見ているのか?
後ろが離れていることも、しっかり確認していましたね~

3周目・・・かなり2台が接近し、バトルが始まったように見えました。
この時点では、ま~無事にバイクも走ってくれてるように見えたんですが・・・?

4周目・・・奥から出てくると、トップとの差がかなり開いていました?
奥でミスったか~?と思いながらも・・・冷静に行けよ~・・・・で見守り。

しかしその後の上り下りの連続セクションで・・・あれ~?スピードが乗ってないぞ~?
残りの周回数を考えて、確実に2番手でゴールに作戦を変えたのか~?とも感じたんですが。

後続からは、数台のバトルを勝ち抜けて・・・ランキング2番手のライダーが猛スパートで走っています。

1・2・3番手とかなりの間隔を開けてレースがそのまま流れたんですが・・・
3番手の猛スパート・・・半端じゃ~ないスピード!
みるみるうちに感覚が狭くなります。
これに気づいた直人・・・さすがに”やばい”って感じたんでしょうね~ペースアップし出たした様子。
直人との間隔を守っていたトップも、直人との感覚が狭くなったことに気がつき・・・こちらも最後のスパート・・・気合を入れて走り出し!

6周目・・・当初の感覚とは約半分ぐらい詰まった状態でした。
それ以上に3番手のスパートで・・・直人の後ろ10~15メートルまで迫ってきました。
こりゃ~やべ~ぞ~って、見ているこっちは思いましたね~

誰が見たって3番手のライダーの方が、勢いがあるのを感じた走りでしたし、今回のベストラップを出しているのは間違えないと思いましたからね~

L1・・・
ゴールラインでは真後ろに付いてかろうじて直人が前を死守しているような感じで・・・
その先の下り坂・・・あれ~?
出てきたのは直人だけ!
転倒したようでしたが、リカバリーが良くそのまま3番手をキープして復帰。

これで直人も、安全圏にサイド逃げられて・・・

無事・・・2位フィニッシュ。

結果おうらいですが、厳しい戦いだったですね~
ライバルとのスピード差を、痛いほど感じるH1でした。
H2は、スタートで飛び出されたら、確実に付いて行けないスピードだとも思いました。

戻ってきた直人にバイクの様子を聞くと、やはりいつもより上のパワーが無く、上りじゃ~絶対に付いていけないとのこと。

コーナーでもチョットいつもより回転が低いと、立ち上がりの加速が重たくって進まなかったそうです。
後半は、これじゃ~抜かれると思って、その対処で半クラッチを多く使って、とにかく逃げた!でした。

奥の下りでしか、勝負できないとふんで・・・トップにアタックをかけるも、オーバースピード過ぎて!こりゃ~やべ~こっちが転ける!で、その後は無理をしなかったようです。
しかし、差を広げられるのはしゃくなんで、それなりに頑張ったけどバイクが走らず・・・の結果だったようです。

前回の関東戦では、ここまでキャブセッティングで苦労せず、ベストとは言えませんでしたが今回よりは元気に走ってくれましたが、前後のスリップがひどく、サスのセッティングの方が心配でした。
今回のキッズでは、その心配がまったくと言ってい~ほどグリップ間隔はベストのようです。

ま~無事に結果も良く・・・ランキング争いの方も、2番手との差も2ポイント開いたんで、ホットしましたが・・・キャブのセッティング次第では、とんでもないH2になりそうな予感。

ランキング2番手の前でH2・・・ゴールすれば、最終戦を待たずに直人のシリーズチャンピオンが決まる大切な1戦。

なんとしても、きっちりしたキャブセッティングにして、本人の根性を見せて欲しい戦いです。

後はスタートですね~?


続く・・・