27日土曜日は、早朝より病院に行き、古傷の治療をしてもらい(行っても良くなりませんが!)・・昼よりFFFにて、エンジンのO/Hの続きをしました。
本日は、FFFのメンバーでもある、1号こと、渚君のエンジンも一緒にO/Hをする事になっているので、tさんも昼から一緒に作業です。
私の方は部品取りとして購入したエンジンを、今後のことを考えてちゃんと動くようにしておこうと思い、そちらから作業開始です。
ばらしておいたエンジンのャCント・・・クランクの状態をまず、チェックします。
第一印象、コンロッドのガタが多いな~・・・と、思ったところ黛さんより”KTMの新品クランクが有るので比べてみたら”・・・ラッキー、早速、見比べます。
そこでまたまたビックリ!・・新品クランクも想像以上に最初からガタがあります。・・・私的にはリッターバイクのエンジンを過去に100以上は作業した経験が有りますが、言わせてもらえば信じられないガタです。
”50なんてこんなもんですよ”・・・サクット黛さん!
次にシャフトのブレとゆがみのチェックです。
右0.03
左0.01
結果ですが、問題になるようなガタは無く、ベアリングの交換をして、このまま使うことになりました。
ベアリングですが、最初に入っていた物は、精度的に良い物とは思えないので、違う種類のベアリングをチョイスして組み直すことにしました。
これで数倍持ちも良く、精度的にも比べ物にならない安心感!
このエンジン、過去にクラッチトラブルが有ったようで、ケースの内側に傷が所々に入っています。
この部分をリューターにペーパーを付けて、綺麗に処理します。
ドレンボルトの近くに傷があったので、オイルの交換時、この傷の部分に汚れがたまったりすると、問題ですからね!
tさんも真剣に作業していますね・・・パチリと一枚!
ケースの汚れも洗浄台で、綺麗に落としこれで終了です。
次にケース外側の割れた部分の修理をします。
きっと、走行中にチェーンが切れた事でケースが割れたのでしょう。
以前2度、マディーの時にKTMのお仲間がチェーンを切ったことがありますが、その時の状況でダメージが全然違いますが・・・
アルミ材を加工し、合わせたところを本来ならばアルゴン溶接したいのですが、前後にベアリングが入るので熱による歪みは命取り!
溶接は出来ませんので、しかたなく、レプコンで処理します。
完全に乾いた時点で、整形処理をします。
ベアリング関係を全て新品にして、シールも新しい物に打ち換え、ケースを組みます。
これで腰下は完成です。
シリンダー&ピストンですが、クリアランスに問題はなく、目立つ傷も有りません。
ピストンリングの交換で組み戻します。
はい、これで完成です。
当初、考えていた以上に中の程度は良く、部品代も安く上がり、ホッとしました。
tさんは黛さんに色々と教えてもらいながら作業を進めています。
tさん~エンジンを仕上げ、フレームの一部を修理して、組み込んで終わった時間はかなり遅い時間となってしまったようです。
翌日、秋が瀬でならしをします。
直人は、65での練習を予定してます。