撫子的な日々

どーってことない日常の魂のつぶやき

西安 兵馬俑・秦の始皇帝陸墓・安定門

2019年12月11日 | 中國 西安の旅

日程では兵馬俑は次の日に行く予定だったが、日曜日だと凄い沢山の観光客が来るというので、本日、土曜日の朝早くから集合し兵馬俑へ出発。この日は5万人の来場者だった。朝早く出て開場前から並んだが既に多くの観光客でいっぱいだった。外国人は優先的に入場出来る配慮があったので、ほとんど最初に入場出来た。この日の入場者は5万人。日曜日は6万人だったとの事。

秦の始皇帝像

 

一号抗入口

 

【世界遺産 兵馬俑】

今から2200年以上も前に、こんなに大きく1つ1つが違った顔・服装の傭が作られていた事を目の前にし、中国の歴史の深さを再認識させられた。

1号抗

1号坑は歩兵部隊と言われている

 

1号抗の後方には壊れたままの傭が。

 

抗の最後尾にはこれから修復される兵傭が並べてあった。

 

2号坑へ

 

2号坑

2号坑は射手・戦車隊と言われている

 

  

跪き射手俑

 

 

 

 

将軍の傭

 

  

将軍の像は特別な靴を履いている。靴先がカーブになっている靴を履けるのは将軍だけである。後日、令和の「即位礼正殿の儀」の儀式時、平安時代の装束をされた天皇陛下の履物だけがこの将軍と同じようだったのを見て、中国から伝わった2000年前の装束が今も日本に伝えられているのに驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

立ち射手俑

 

 

3号坑へ

3号坑

3号抗は司令部と言われている

 

 

 

 

 

壁には傭の説明のパネル

 

 

 

 

【銅馬車館】

 

 

 

   

 

 

 

兵馬俑を見終わり、カートに乗って秦の始皇帝墓へ。緑の公園の中を風に吹かれながらの移動は心地よかった。

 

【世界遺産 秦の始皇帝陵】

広い広場に建っている塔と「秦始皇帝陵」と刻まれた墓石しかないが世界遺産。

 

秦の始皇帝陵

地下には巨大な宮殿があるとか。発掘の時期は明らかにされていない。

 

 

丘に登れば西安が一望できるらしいが、現在は登れなくなっている。

 

昼食は楽しみにしていたびゃんびゃん麺でした。きし麺のような手打ちの平たい麺。作る時びゃんびゃんと麺を引っ張る音がするからとか。目の前で作ってくれると思っていたが、円形テーブルの数種類の中華料理と同じようにお椀に入れてあった。漢字が凄い。58角。

 

 

午後は旧市街に戻り安定門へ。それにしても車の多さにはびっくりする。片道6車線を10台もの車が普通に走っている。道幅は車でキチキチ。皆すぐにクラクションを鳴らし、我先にと少しでも前に行こうとする。事故が起きないのだろうかと思ったがそれなりにスムーズに動いている。こんな所絶対運転できないわーと思う。中国は人も車も多いがパワーも凄い。ちなみに我々の運転手さんは、少しの隙間を見つけるとガンガンクラクションを鳴らし、強引に割り込み、他の車よりズッと速かった勝者。

 

唐時代の【唐長安城大明宮遺跡】

新しく再現された大明宮

 

 

 

館内

 

 

 

何かのイベントなのだろうか。古代の中国の服装を着た若い人達があちこちに。

 

【西安碑林博物館】

石碑の中に「平成」の文字がある事で日本人には知られている博物館。昭和から平成に代わった時、注目を浴びていた碑林博物館。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

公園の途中にある建物、鐘などを抜けると広場に出ると碑林の建物が現れた。

 

碑林の看板の下にある石碑

1087年に建てられ古代石碑が収蔵されている。書道芸術の宝庫と言われており書道家にとっては憧れの場所とか。ツアーの中の書道をさている方はとても感激されていた。

第1室から第4室まであった。

 

石碑の下部には動物の像が。

 

   

 

 

 

西門【安定門】

城壁の中で一番大きな門。安定門は創建当時シルクロードの発着点となっていた。

 

 

 

 

城壁の周囲は14Km。自転車が借りられ1時間位で回れるらしい。

 

   

城壁の上の道には昔の道具が再現されて展示。

 

城壁から見えるマンション群には、古都の景観に相応しいようにと屋根を付けるようにと、最近定められたらしい。

 

 

 

【唐歌舞ナイトショー】

ナイトショーの前に同じ建物の部屋で夕食。ナイトショーを見ながら食事も出来るが我々は別室にて同じメニューの中華料理を頂く。丸いテーブルを囲んでの食事はお互いに親近感がわき、この頃には皆が仲良くなる。夫婦参加がほとんどだったが12人という人数もちょうど良かったように思う。

 

 

 

 

楽器演奏も舞踊も思っていたよりずっとレベルが高かった。雑技団並みの男性陣の身体能力もかなりなもの。

 

 

 

 

 

ホテルへ戻る途中の道が渋滞していた。運転手さんは我々が退屈しないように気を使ってくれ、彼のiphoneにバスのマイクを付けて大音量にし、日本の歌謡曲やアニメの歌を次々流してくれた。「アタックNo.1」を流してくれたのは、我々の年齢を察してだろう。

 

10月1日の国慶節の休暇前であることや、中国成立70周年を祝っている事もあり、街中いたる所に祝70週年の看板と赤い提灯が点灯しライトアップも加わり、街中がとても明るい。

 

 

 

 

ホテルに帰ってから近くを散策。泊まったホテルもライトアップされている。