古代の史跡を歩く(旧:多摩の史跡を歩く)

川崎麻生区、町田市や、他地域の史跡の記録です。

東京都町田市南東部の史跡

2014-07-06 15:00:26 | 日記
2014.7.6

■牢場遺跡

成瀬街道の熊野神社(町田市高ヶ坂1425)の少し南の成瀬街道北側沿いに、「高ヶ坂石器時代遺跡」の標石

標石横の案内板

その左手の小道を20mほど入ると
右手に入口(目立たないので見落し注意)

藪の中の小屋

入口は施錠されていますが中を覗くと

縄文時代の敷石住居跡が保存されていました

案内板


牢場遺跡は、高ヶ坂(こうがさか)遺跡群の一つで、この西側30mには、今は埋め戻されている稲荷山遺跡(縄文中期末~後期の配石遺構)、谷を隔てた北側800mの台地上に「八幡平遺跡」の標石があるそうですが、正確な場所が不明で発見出来ず。
(町田市高ヶ坂1416-1)

【★☆☆ 遺跡マニア向き】

■成瀬城跡

成瀬川の南岸の城山公園のほぼ全体が城跡



案内板

いつの時代の城跡かは不明

井戸跡(復元)

公園全景
(町田市南成瀬3-16-3)

【★★☆ マニア〜一般向き】

■東雲寺 誕生釈迦仏像

曹洞宗の寺院 東雲寺

境内の釈迦堂に安置された7世紀後半(白鳳時代)の、高さ約10cmの小さな誕生釈迦仏。 近づくとセンサーが反応して、堂内の灯りがつき、小さいながら姿がはっきり拝めました。 通常と逆の珍しい左手上げ。銅像で、火災にあったため表面が崩れていますが、関東以北最古といわれる貴重な誕生仏が常時公開されているのはありがたい。


案内板

(町田市成瀬4464)

■成瀬尾根・東雲寺上遺跡

東雲寺の駐車場脇の上り坂を西に登りきると、横浜市青葉区・町田市の県境の「成瀬尾根」。
西側に丹沢から奥多摩まで展望できる高台


東雲寺から登った道と尾根道の交差した北西側あたりで、 2000年~2001年に弥生時代の住居跡「東雲寺上(とううんじうえ)遺跡」が発掘されたそうですが、一帯は今は畑で、遺跡らしき形跡はありませんでした。

地元の方々が手間をかけて維持されている自然豊かな尾根の緑道


■熊ヶ谷横穴墓群(案内板のみ)

蔦屋書店青葉奈良店の入口前に案内板


6世紀後半~7世紀後半の、計25の横穴墓跡があったとのことですが、埋め戻されているらしく見当たりません。 現地は書店の駐車場裏あたりの斜面と思われます。
(横浜市青葉区奈良3-21-1 )