古代の史跡を歩く(旧:多摩の史跡を歩く)

川崎麻生区、町田市や、他地域の史跡の記録です。

神崎遺跡(神奈川県綾瀬市)

2018-04-30 21:12:03 | 日記
2018.4.30

◾️神崎遺跡

神奈川県中央部の綾瀬市。市の西部を流れる目久尻川(めくじりがわ。相模川の支流。)の西岸の台地上に、1800年前(弥生時代後期)の環濠集落跡



集落は楕円形をした、深さ・幅共に2mのV字型の溝で囲われている(環濠)。広さは約5千平米、南北103m、東西65m。芝生の敷地内に、環濠跡と、内部の18個の住居跡がコンクリートで表示されている。

環濠跡



土器捨て場














2号・6号住居跡の復元竪穴住居が修理中であった。

発掘された土器の特徴から、東海地方(今の浜松・豊橋付近)から集団で移住した人々が作った集落であるという。


目久尻川のある平地からは、10mほど高い。

西側の住宅の間から、丹沢の大山が見える。

遺跡の南西側に、平成28年にできたばかりの二階建ての資料館。

二階に、土器などの発掘物や、遺跡のジオラマ、環濠の実物大模型などの展示。
分かりやすい解説付きで、大変勉強になる。




バルコニーから、遺跡全体が見渡せる。



よく整備された、気持ちの良い遺跡公園。

【★★★ 一般向き】

(神奈川県綾瀬市吉岡3425-5)