古代の史跡を歩く(旧:多摩の史跡を歩く)

川崎麻生区、町田市や、他地域の史跡の記録です。

弁天山古墳・内裏塚古墳(千葉県富津市)

2017-03-11 13:54:36 | 日記
2017.3.10

◼︎弁天山古墳

房総半島から東京湾に突き出た富津岬の南東、漁業の街 大貫の内房線の線路沿いに、芝生に覆われた5世紀後半の前方後円墳

墳丘前に広いスペースがあり、全長87.5m、高さ7.5mの大型墳の全景を眺めることができる。

横長・手書き文字の大きな案内板

西側に、くびれ部に登る石段

南側に前方部

遠くに、東京湾観音の背中が見える

北側に後円部

発掘された竪穴式石室を保存してある建物

案内板

3枚の天井石のうち、中央の石の両側の突起は、運搬時に縄を掛けたと言われる「縄掛突起」




墳頂から西の眺め。遠くに三浦半島が見える。


墳丘東側の弁天社。

後円部を北側から

全景

古墳のすぐ前の、富津市中央公民館の駐車場に駐車可能。
(千葉県富津市小久保3017)

〈参考〉
◼︎東京湾観音
古墳から南に3km、海岸沿いの丘の上に、高さ56mの観音像

内部の螺旋階段で約10分、最上部からの展望は息を飲む絶景



(千葉県富津市小久保1588)

◼︎内裏塚古墳

弁天山古墳から北に約5km、県道157号沿いの東側に、5世紀中頃、南関東最大規模の前方後円墳

全長144m、高さは後円部が13m・前方部が11.5m。
説明板



南側の前方部に登り口

墳丘は木に覆われている。

くびれ部

後円部

後円部の上に、石碑


万葉集に遺る、奈良時代のこの地の美女「珠名」を詠んだ長歌の歌碑


後円部の北側にも登り口・説明板がある




西側からの全景

墳の前に空き地があり、駐車可能。
(千葉県富津市ニ間塚2001付近)

【★☆☆ 遺跡マニア向き】