心はいつでも青信号!

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占星術殺人事件

2005年05月11日 22時46分03秒 | ブックレビュー
タイトル:占星術殺人事件   著:島田 荘司

新本格ミステリを語るときに、真っ先に挙げられるタイトルですね。
御手洗潔シリーズの第一作でもありますね。しかし、日本のミステリが枯渇していた時代、
この作品を考えて創り出したというのは凄いと思いますよ。今ならミステリも沢山出て、
後に続く人も沢山いますが(もっとも、新たな仕掛けを考えるのは大変でしょうが)
当時の状況を考えると。
作品的には結構昔のものかと思いますが、これは今でもいけますね。
実際、トリックの種明かしをされたときは、「ああ、そうか!」と納得するやら
感心するやらでしたよ。

今のミステリが好きなら、やはり一度は読んでおいて損はないでしょう。
今でも色あせること無い一作といえると思います。

総評     : 8.5点
衝撃度    : 9点(個人的初読時)