羽豆神社つづき。
羽豆神社社伝。
御祭神の建稲種命は、尾張氏の祖とされる人物のひとりです。
幟旗 (招代(おぎしろ)って言うんでしたっけ?) がはためく、境内中央の参道。
その先に拝殿が見えます。
かなり古そうな狛さんです。300~400年ぐらいは経ってるのかなー?
上向き加減がなんだか可愛い・・
境内の左右に、ぐるっと取り囲むかたちで境内社が配置されていました。
左側に、
両皇大神宮、住吉社、春日社、厳島社、月讀社。
右側には、
海神社、蛭子社、三狐社、八王子社、天神社、津島社。
それから、奥に八幡社。
八幡社だけやたら立派なのは、江戸期に当社が「幡頭八幡宮」と呼ばれたから?
こちらは創建以来、1300年もの間この地に鎮座したままで、
いちども遷座していないそうですね。
飛鳥や奈良の時代からずーっとここにあるんでしょ。
いやぁすっごいなあ・・。気が遠くなりそう。
ところで、冬期の平日だから誰もいないかなー?と思ってたら、
意外に多くの参拝客がいてびっくり。
ゆっくり1時間弱ほど滞在した間に、
SKE48のファンであろう男性が7~8人、年配のご夫婦が二組、カップル二組・・。
オンシーズンの夏場はすごいんだろうか。
さて、神社の清々しい空気をめいっぱい堪能したので、
神社北側にある整備された遊歩道を歩いて降りることにします。
下りながら振り返りショット。
国の天然記念物の、姥目樫(うばめがし)のトンネルです。
ウバメガシって何?と思ってググってみたら、備長炭の原料として利用されるカシの木でした。
海からの強風により枝や幹が曲がって、こんなふうにトンネル状になっているんだとか。
恋のロマンスロードという名前があるらしく、二度ほど仲よさげなカップルとすれ違いました。
神社の鎮守の森って、わさわさーっと背の高い大木が生えてるイメージが多いんだけど
ここは一風変わっててまた素敵。
どっち向いても、海。
展望台の近くには、「羽豆崎城址」の碑が。
羽豆崎城は、南北朝時代に熱田神宮の大宮司だった千秋氏が築いた城だそうです。
この日は風が強くて寒い一日ではあったんですが、
雲ひとつない快晴だったおかげなのか、まず羽豆岬あたりで寒さがなくなり、
明神山に入って参道付近までくると、風が暖かい。
すーごく居心地いい。山全体が、なんかあったかい。
ここ、かなり好きです。
(そう広くもない敷地の神社一か所で、こんなにページ割いたことから見ても、
どれだけココが気に入ったかが伝わるかと・・(笑))。
遊歩道を歩くこと数分。
階段を降りると北の鳥居が見えてきました。
はい、終点。 (もしかしたら起点?)
この場所と神社のイメージを言葉にするなら、癒しとか浄化かなー。
自分や身の回りのいろんなものを清めて綺麗にしてくれる感じ。
ちょっと疲れたときは、ここに来れば回復しちゃいそう。
名古屋からも近いし、ちょこちょこ通いたいな。
優しくて暖かいところ。
わたしにとって、愛知県内で文句なしのNO1神社さんでした。