水無神社つづき。
末社 白川神社 (御母衣ダム水没の白川郷より奉遷)
御祭神:菊理姫命
御神木:ネジの木
この木は、伐ることが決まったその夜、一夜にしてねじまがってしまった。
神の祟りと怖れられ、その後は当社の木が切られることはなくなったということです。
穏やかな境内にいると想像もつきませんが、
1773年の「安永騒動(大原騒動)」では、神社が農民の決起集会の場所となり、
それにより、神主4人が捕らえられて磔にされています。
また、1945年には名古屋市の熱田神宮の御神体(天叢雲剣)が、
戦災を逃れるため1カ月ほどのあいだ水無神社に遷座していました。
一時避難の甲斐あって、天叢雲剣はその後無事に熱田さんへ。
神馬舎
黒と白の木造神馬2頭が安置されていますが、
天気良すぎるもんだから、風景がガラスに反射してほとんどわかりません・・。
しかも写真とってる自分まで映っちゃってたし(´-ω-`)。
黒=「稲喰神馬(黒駒)」・・毎夜外へ出て農作物を荒らすので、村民が黒駒の両目を抜き取った。
白=「祈晴神馬(白駒)」・・祈晴の神馬。
御神木の老杉(県指定天然記念物)
樹齢はおよそ800年。
絵馬殿(旧拝殿)
この社殿も、さまざまな歴史の流れを見つめてきたのでしょう。
当時の人々の思いを、私なんかが軽々しく口にしてはいけない気がします。
こちらの神社は、はじめ想像していたよりも、陽の空気であふれている場所でした。
陰と陽のバランスがうまく取れてるのかな。
静穏さのなかに強い動を含んでいて、いつでも動き始めることが出来るようなかんじ。
準備万端、いつでも来いやーみたいな。
・・って、なんだそれ。うーん、うまく表現できないなぁ。
あ、そうだ。
静かなる闘志?が湧いてくるっていうか、
ゆーっくりと自信がみなぎってくる感じ。かな。
そんな素敵な神社でした。
では、またバスにのって高山駅方面へ戻ります。
歩道橋から眺めると、道路の左側、バス待ちの人が結構いました。
(水無神社 御朱印)
つづく・・。