水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

さくら旅2022 ②平安神宮 <京都・奈良>

2022-06-08 | ├ 京都(ひとり旅)

 

2022年さくら旅つづき。

 

 

 

 

 

 

 

醍醐寺から場所を移し、平安神宮へ向かいます。

 

 

醍醐駅から、地下鉄で東山駅まで行き、
そこから平安神宮までは徒歩5分少々です。

 

 

 

仁王門通りから鳥居を望むこの場所は、
桜の撮影スポットらしく、カメラを構えている人が結構いました。

 

 

あー、いいなぁ・・

 

 

趣きのある光景に、時間を忘れて撮影。

 

 

 

 

 

 

今度はこれに乗ってみよう。

 

 

 

 

 

琵琶湖疎水に掛かる慶流橋

 

 

その先には大鳥居

1929年建立。高さ24.4メートル。
どっしりと重厚感のある鳥居です。

 

 

 

 

 

素敵な建物だなあと思ったら、府立図書館でした。

 

 

 

平安神宮

 

 

神門応天門) 重文

1895年建立

 

 

神門には「應天門」と書かれた扁額がかかっています。

 

 

ちなみに、平安当時の応天門の扁額を書いたのは、
かの弘法大師空海

 

 

書の達人と伝わる弘法大師ですが、
扁額を掲げた後で、の字の一番上(广)の点が抜けていた事に気付き、
そのまま下から筆をぶん投げて点を打ったという・・。

「弘法も筆の誤り」という言葉の語源ですね。

 

 

神門から大鳥居をのぞむ。

 

 

 

御祭神:桓武天皇、孝明天皇

 

 

 

創建は1895年。

平安遷都1100年記念の内国勧業博覧会における
遷都当時の大内裏の一部復元計画に伴い、
50代桓武天皇を御祭神として創祀されたことに始まります。

1940年には、121代孝明天皇が御祭神に加えられました。

 

 

社殿は、平安京の正庁である朝堂院(八省院)を約5/8規模で復元したものです。

 

 

 

 

神門の左右の殿舎は、朝集堂を再現したもの。

 

 

 

 

 

 

 

神楽殿儀式殿1940年建立

神門から入って、向かって右の社殿です。

 

 

 

手前の木にはピンクのおみくじが結び付けられていて、
まるで桜のようでした。

 

 

 

 

額殿朝集堂1940年建立

神楽殿の正面にあります。

 

 

 

蒼龍楼東歩廊 重文

1895年建立

 

 

 

 

境内前方には、龍尾檀と称される勾欄が設けられた壇があって、
一段高くなっています。

平安時代、ここを上がれるのは高位の一部貴族のみとされていたそう。

 

 

当時を偲び、貴族気分で歩いてみる。

 

 

外拝殿大極殿) 重文

1895年建立

朝堂院の正殿である大極殿を再現しています。

 

 

 

殿内は撮影できないので写真はないですが、
本殿内拝殿1979年に再建されたものです。
(1976年の放火により焼失したため)

 

 

 

太極殿の向かって右(神さんから見て左)

 

 

左近の桜

 

 

平安時代、平安京の紫宸殿の南階下の東方には桜が植えられ、
儀式の際に左近衛府の官人がそばに列したことから、左近の桜と称されました。

 

 

平安神宮の左近の桜も、これにならって植えられています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白虎楼西歩廊 重文

1895年建立

 

 

 

左近があれば、右近があるわけで。

 

 

向かって左(神さんからみて右)、
右近の橘

 

 

左近の桜と同様に、儀式の際に右近衛府の官人が列したことから、
名づけられました。

 

 

実家の家紋がタチバナなので、
個人的にとても身近な植物です。

 

 

 

時間の都合で南神苑には行かなかったけれど、
桜の美しさはもちろん、境内を纏う空気を存分に味わうことができました。

 

 

平安神宮は、とても清く澄んだ場所です。

ただ、
日が落ちたら、神さん以外はここに居られないかな。

 

 

もちろん神社なんでね、門が閉じられることはないけれど、
何者であっても〝中に入れてもらえない〟んですよ。たぶん。

そういう意味では、他の神社と一線を画している。かなり特殊。

 

 

他とは役割が違うっていうか。
それだけ強固なんだろうけど。

時間が来たら、ぱっきーーんと四方を閉められる。
てか、日没とともに境内の全部が消える。

イメージ的には、
扉を開けたらそこにあるのは空っぽの空間 って感じ。

 

 

だから、善きも悪しきも、人もそれ以外も、
みーんな何もないフラットな空間をただ歩くだけ。

 

 

日没後に参拝したからって何かあるわけではないんで、
そこは安心ですけど、
でも
せっかく行くなら境内の全てに浸りたいじゃないですかー。

 

 

全天候型で24時間参拝OK!が基本の私が、
これを言うことはほぼありませんが、

こちらに関してはせっかくなんで、
「日があるうちに参拝しましょう」。

 

 

では、次へ向かいます。

 


この記事についてブログを書く
« さくら旅2022 ①醍醐寺-2 <... | トップ | さくら旅2022 ③円山公園・八... »
最新の画像もっと見る