水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

来宮神社 2 <静岡県熱海市西山町>

2015-10-10 | ├ 静岡(ひとり旅)

 

来宮神社つづき。

静岡ラスト。

 

 

 

 

拝殿の右手にみえる、大きな岩。

上に鎮座しているのは弁財天です。

 

 

岩の下は神池

 

 

そして岩の上部には、とぐろを巻いた蛇の姿が彫ってありました。

これ、よーく見ないとなかなか気付きませんよね。

 

 

 

千社札を張らないで下さい

・・って、そのとーりですがな。

 

 

この弁財天は、
1774年、徳川家武臣の大久保将監が金華山の弁財天を勧請したものだそう。

 

 

 

拝殿の左奥へいくと・・

 

 

阿豆佐和気神社の大楠(国指定の天然記念物)

 

 

 

この大楠は、本殿裏にある推定樹齢2,000年以上の古木。

一部が枯れているものの、樹高は約20メートル、幹周り約24メートルの大楠です。

名称が「阿豆佐和気神社」の大楠 となっているのは、
天然記念物指定当時の社名が阿豆佐和気神社だったから。

 

 

先述の危機でこの大楠も伐採されそうになりましたが、
そのとき、白髪の老翁が現れて立ち塞がり樵夫の大鋸を2つに折って去ったということで、
以来ご神木として崇めるようになったといいます。

 

 

 

祠の右あたりの幹は、まるで龍。

 

 

その上の方はからみつく蛇みたいだし。

もうここまで凄いと、何でもいそうだ。

 

 

木のまわりを1周すると寿命が1年延びるとか、願い事が叶うなどと言われています。

 

 

その大きさもさることながら、幹の形状がまたすごい!

この圧倒的存在感に言葉が出ません。

 

 

 

大楠のそばを流れる水の音だけが、静かに響きます。

 

 

 

もう凄いです。

樹木好きにとっては聖地とでも言うべきところか。

 

 

 

寿命とか願い事とかいっさい頭になく、ただただ無心で眺めていました。

 

 

二本の大楠に会いにはるばるやって来たわけですが、
ほんと、見れてよかったです。

 

 

 

さて、こちらにはとても立派な参集殿があります。

 

 

オープンカフェが併設された、お洒落な建物。

御祭神である五十猛命の御鎮座1300年記念事業により新設されたもので、
総工事費はなんと2億円だそうで。すごいですねえ・・。

時間がなかったので中には入りませんでしたが、
近代的でありつつ神社の雰囲気を壊さない、品のいい建物でした。

 

 

 

短い時間ながら、心の底から満足できた境内。

どこも神気漂う落ち着いた空間でしたが、
やはり、特によかったのが2本の大クス周辺だなぁ。

 

 

神社の入り口と最深部にあって、この二本がしっかりと境内を守っている。

拝殿奥の大クスが「動」で、第二大クスは「静」の感覚かな。

大クスからは、上部へ延びる空気の流れ。

第二大クスからは、ゆっくりとした螺旋状の空気の流れ。

 

 

どちらも穏やかで、どっしりと根を張っている。

もし近所に住んでたら、毎日でも眺めに来たいくらいです。

 

 

都合により40分ほどしか時間がなかったので、足早に神社をあとにしましたが、
静岡旅をしめくくる、素晴らしい神域でした。

 

 

 

またいつか来れるといいなー・・。

 

 

次はぜひ、ゆっくりと温泉につかりたいわ(*゜▽゜)

 

 

 


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