室生龍穴神社つづき。
奥宮にあたる吉祥龍穴へ向かいます。
神社から龍穴までは約1.3キロの道のり。
28号線ぞいを、室生寺と反対方向へと歩きます。
神社から500メートルほどで、吉祥龍穴への山道に行き当たりました。
看板も出ているので分かりやすい。
ここからずっと上りで、吉祥龍穴までは一本道で800メートルぐらいです。
そこそこの坂なのでわたしにはキツい・・
でも景色を楽しみつつ森林浴しながら歩けば、しんどさ半減!!!
がんばれ自分!!!!(≧∀≦*)ノ
汗ばんだ身体に涼しい風がとても心地よいです。
はー・・しあわせ。
かなり息も上がってきたところで・・
注連縄のかけられた天岩戸が見えてきました。
天岩戸は国内各地にありますが、こちらの岩戸も立派ですね。
巨石の表面は、美しい緑色で彩られています。
岩戸のそばに、小さいながら存在感のある赤いお社。
真ん中を階段状に削られた岩のうえに立つ姿がとても神々しくて、
凛とした美しさのある社だなあと感じました。
天岩戸からさらに少し上り、ようやく吉祥龍穴への入口に到着しました。
距離的には大したことないんですが、なんせ上りですので・・。
思ったより時間がかかりました。
鳥居をくぐって下ると、水音が聞こえてきます。
岩肌を滑るように水が流れています。
光の加減で真っ白に飛んじゃってますが、招雨瀑という名の滝。
龍穴のほうへ流れています。
結構な水量ですね。
さらに下ると、遥拝所(奥拝殿)が見えてきました。
そしてその対岸にあるのが、
室生龍穴神社の奥宮、吉祥龍穴です。
荒々しい岩肌にぽっかりと開いた洞穴。 注連縄が張ってあります。
龍神さんがここから出入りするのですね。
とても神秘的な光景で、これなら何が飛んでても不思議じゃないよねって思える。
なお、遥拝所は土足禁止です。
とても静かで、優しい空気の流れる空間。
水の音しか聞こえません。
この場所で千年以上も前から雨乞いの神事がなされてきたんだなあ。
そういえば、雨乞いって雨降るまでずーっとやるんだろうから、成功率100パーだよね・・
なんてつまらん事を考えつつ、しばし休憩。
誰も居ないのでもっとゆっくりしたかったけれど、
お寺派の父のため、室生寺へ向かいます。
海神社、室生龍穴神社、吉祥龍穴と、
龍や水にまつわる神域をゆっくり巡ることができて幸せいっぱい
無事ここへ来られたことに感謝しながら、来た道を引き返します。
室生寺へつづく・・。