水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

広島5 宮島 厳島神社-5 能舞台・西松原

2015-12-31 | ├ 広島(ひとり旅)

 

厳島神社、宮島ラスト。

 

 

 

 

【島内地図】

 

 

 

能舞台 (重文

西廻廊に囲まれたところにあるのは、能舞台です。

 

 

切妻造・桧皮葺で、天神社とおなじく丹に塗られていない素木造り。

やっぱ切妻屋根すきだわー。

 

 

能舞台は、
1568年、毛利元就が京都から観世太夫を招いて、仮の能舞台を海中に設けさせ、
神前に奉納したのが始まりとされています。

現在も桃花祭神能が演じられるほか、茶道の家元による献茶祭で茶が点てられたりします。

 

 

国内唯一の、海に浮かぶ能舞台。

きれいだなあ。

右にあるのは能楽屋で、舞台とは橋掛で結ばれています。

 

 

現在の建物は1680年に再建されたものですが、平成3年の台風19号で倒壊してしまったため、
出来るだけ古材を使用し、平成6年に再建されたのだそう。

 

 

 

 

夕陽に照らされていっそう鮮やかになる社殿。

 

 

水が次第に増えていく光景を眺めていると、時間の経つのも忘れてしまいそう。

 

 

 

この優美な光景を、みなさん無言で眺めていました。

 

 

 

 

反橋 (重文

 

 

西廻廊と南の陸地部を結ぶ弧形の橋で、
1557年に毛利元就・隆元父子によって再建されたもの。

かつては重要祭事において勅使が渡って本社内に入ったことから、別名・勅使橋とも称されました。

擬宝珠の一つには、弘治3年(1557年)の刻銘が残っているそうです。

 

 

 

反り橋の裏手。 <島内地図の10>

きれいですねー。

 

 

こういう朱色って、日本人好みよね、きっと。

大好き。

 

 

 

 

 

西回廊の出口 <境内地図の18>

入口の屋根は切妻造りでしたが、こちらは唐破風造りなのですね。

 

 

出口から浜へ降りていきます。

西松原 <島内地図の11>

 

 

 

 

こちらから見る全景もまた雅できれい。

 

 

夕暮れ時の淡い色合いと、大鳥居の鮮やかな朱色が、
上手に調和してる。

自分が清められていくような感覚になったのは、これで何度目だろう。

 

 

 

2時間30分滞在し、厳島神社の様々な表情に触れることができた事に感謝しつつ、
万感の思いで夕景を眺めます。

が、のんびり浸ってはいられない。

 

 

帰りの船の時間が迫っているため、足早に神社をあとにします。

 

 

 

 

沈む夕陽と大鳥居の共演を見に、多くの人が集まっていました。

<島内地図の12>

 

 

オレンジ色に染まる一の鳥居 <島内地図の13>

そういえば行きはここ通ってなかったんだっけ。

 

 

この時点で、出航10分前を切ってます。

やばい。

乗り遅れると名古屋に帰るのが相当遅くなってしまう・・

 

ということで、全力で走る。

走りつつも、景色が素敵すぎて海にカメラを向けずにはいられない(笑)。

 

 

御笠浜あたりから。

 

 

有之浦

 

 

 

あと5分だけど、たぶんギリで間に合うはず。

ええい、撮ってしまえ。

 

 

 

夕陽に照らされる鹿さん。

またね。

 

 

 

清盛さんも、またいつか。

素晴らしい宝を残してくれてありがとう。

 

 

 

無事に乗船に間に合い、安堵の思いで海を眺めます。

 

 

 

次に訪れるときは、
今回時間の都合でルートから外した弥山(みやま)の巨石群とペトログラフを見に行こう。

ほんとは泊まりで、朝から参詣したいんだよなー。

幻想的な夕景とおなじぐらい、きっと朝焼けもきれいなんだろうな。

 

 

穏やかな海の姿を目に焼き付けて、
帰路につきました。

 

 

 


(厳島神社 御朱印)

 

 

 

 

 

 


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