佐太神社ラスト。
南末社のうしろには注連縄が掛けられた石碑が立っており、
四面すべてに神名が彫られています。
この左面は「少彦名命」。
背面は・・うーん。判別できない。
正面は、紙垂のスキマから覗いてみたところ「天照大神」でした。
最後は「大己貴命」。
ふと見ると、社殿背後の三笠山へ入っていく石段が。
社名が書かれた札があって、そこに石段があったなら、
そりゃもう登るしかないでしょう。
立ち入り禁止でないかぎり、行くしかない。
登りだしてすぐに、バカでかい蜂が目の前をふらふら飛んできた。
向かってくる様子も追ってくる感じもないので、
頼むからおとなしくしててねーと念じながら石段を登る。
足元には蛇やらトカゲやら、いろいろ。
入口から50メートルほど登ると、黒蝶の舞う先に石灯籠が見えてきました。
末社 母儀人基社(はぎのひともとしゃ)
御祭神:伊弉冉尊
この場所は古代祭祀の対象で、
社殿が創建されるより前の、御神座ではないかと考えられているそうです。
かわいらしい狛さんが守る、小さな磐境。
佐太神社は中世、伊弉冉尊の陵墓である比婆山の神陵を遷し祀ったと伝わり、
「伊弉冉社(いざなみのやしろ)」として信仰されていました。
旧暦十月は、母神・伊弉冉尊を偲んで八百万の神々が当社に集まることから、
「神在の社」(かみありのやしろ)とも称されています。
個人的には女性性は感じなくて、むしろとても男性的な場所だとおもった。
流れる空気は力強くて優しく、さらにくるくる渦を巻いている感じなので、
一瞬ちょっと目が回りそうになりました。
本当に清らかな場所なのでもっとゆっくりしたいんだけど、
なにしろ、夏場の神社参拝の天敵メマトイさんが目に向かって突進してくるんで
そうそう長居もできない・・。(泣)
佐太神社の神気の源はここだなぁと漠然と感じながら、
5分ほどで母儀人基社をあとにしました。
とても癒される場所なので、
佐太神社に参拝される折は、ぜひ訪れてみてください。
さっきと同じ場所にあの大きな蜂がいたー。
目も合わさず、早足で下る。
ほんとならあと1時間ぐらい居たかったな。
でもあと6か所回らなきゃなんないからね。残念だけど、このへんで・・。
とても素敵な神社でした。
松江駅へ向かうバス停は、コンビニの前にあります。(日傘の女性が立っているところ)
ふたたびバスに乗り、次の目的地へ。
つづく・・。
(佐太神社 御朱印)