去る6月26日に行われた第5回神社検定にて、
2級の試験を受けてまいりました。
いつか受けてみたいなーと漠然と思っていた神社検定。
神社検定は、正式名称を「神道文化検定」と言います。
神社本庁が監修、一般財団法人日本文化興隆財団の主催で行われるもので、
国家資格などではなく、完全趣味の検定です。
級は1~3級まであり、1級については2級合格者のみが受験できるとのこと。
(愛知県の会場:名古屋文化短期大学)
2級か3級かどっちを受けようか考えたのですが、
3級の内容をみたら、神社の知識(社殿の造りや参拝作法、主な神社について等)という、
比較的易しい内容だったので、
そちらはやめて、2級にチャレンジすることにしました。
合格基準は70点以上で、(100点満点中)
過去の情報をみると、2級の合格率は30%前後。
平均点は60点前後のようです。
(合格率70%の3級に比べると、難易度は一気にupしますね。)
そんなわけで、
2級用の公式テキストを買ってみました。
厚さ1・5センチぐらいある、結構分厚いテキストが4冊です。
要は、これを8~9割覚えりゃいいのよね。
よし。
勉強なんていつ以来よ?と思いつつも、
ワクワクしながらテキストを開いてみる。
ここから試験内容の6割が出題されるという、『神社のいろは続』。
縄文時代から近代まで、みーっちり書かれています。
神社・神道とは、日本の歴史の根底に深くかかわるもの(というか日本史そのもの)だと言うことを、
改めて感じさせてくれる目次です。
あぁ、中身濃いわー・・
日本史と向き合うなんて、何十年ぶりかしら。
学生以来よ。
なんだか懐かしい文字が並んでるわねーなんてしみじみ思いながら、
家事・仕事の合間に勉強すること1か月。
神社漬けの日々でした。
二十二社や名神大社、勅祭社の数々を覚えるのは、結構楽しかったな。
(実際に出題されたのが二十二社だけだったのは残念だけど・・。)
神社そのものの話(祭神、由緒、祭祀など)は、言わずもがな。
歴史もいいけど、やはり神社を思い浮かべながら学ぶのが一番楽しいです。
様々な中世神道説、国学史、近世における神道組織の流れなどは
覚えるのが結構大変だったけど、
神道説と国学は今回の試験で結構出てたから、時間割いて良かったよ。
そんなわけで6月は空き時間にずっとこれをやってたので、
ブログの更新がぜんぜん出来なかったのでした。(´-ω-`)
でもほんと、好きなことって苦にならないんだねー。
覚えるのは大変だったけど、
勉強してて楽しくてしょうがなかったってところは、
学生時代との大きな違いです。
合否の通知は8月なのでずいぶん先の話になりますが、
試験の翌日には解答速報が公式サイトに載ってました。
自己採点したら80点あったので、合格できてる事を期待する。(☆ω☆)
もともとは、
「ちゃんとした知識を身につけたい」「神社めぐりをもっと深みのあるものにしたい」
という気持ちから興味を持った神社検定ですが、
蓋をあけてみたら、そこには考えていた以上に重みのあるものが積み重なってました。
過去から続く祭祀の歴史とその変遷は、そのまま日本の歴史であり、
人々の心そのものです。
検定の勉強を通じて、その部分に改めて触れられたことが、
今回、一番の収穫だったかなあとおもいます。
もし2級受かってたら次は1級・・と言いたいところですが、
どうやら1級はさらに専門分野の掘り下げ的な勉強になるようなので、そこまではいいかなー。
てことで、1級は受けません。(;^ω^)
勉強は楽しかったけど、同時に大変なものであったのも確かなので。
8月には、合格の絵馬が届きますよーに♪
(追記:後日、無事に絵馬がやってきました^^)