日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

椿咲く!

2007年01月22日 13時45分56秒 | 残日録
【岩手県、気仙地方に一足早い春の訪れを告げる第10回つばきまつり(同実行委主催)は21日、大船渡市末崎町の「世界の椿(つばき)館・碁石」で開幕した。世界13カ国の260種、約400本のツバキが、来場者の目と心を和ませている。】

椿といえば、「釜山港へ帰れ」(昭和58年) 三佳令二訳詞・黄善雨作詞/作曲 渥美二郎 :歌 を思い浮かべる。「 椿咲く春なのに 貴方は帰らない たたずむ釜山港に 涙の雨が降る あついその胸に 顔うずめて もいちど幸せ 噛みしめたいのよ トラワヨ プサンハンエ ...」というのがあるが、本当は兄弟のことを思う歌だったが、訳詩がすばらしく、花(なんの花なんでしょう)に椿をあてたことがぴったりときている。そして、港に来て、恋人をいつまでも待つ彼女の哀れが共感を呼ぶ。
原詩の直訳は「花咲く冬柏島に春は来たけれど、兄弟が発った釜山港にはかもめだけが悲しく鳴いている。五六島へ帰って行く連絡船のたびに、身をよじって呼んでみても応えのないわが兄弟よ。帰れ、釜山港へ、懐かしい兄弟よ」ですから、日本でのヒットは、メロディとともに訳詩が大いに役立っている。
さて、武士の世界では、椿はその花がポトリと落ちることから、切腹を連想すると忌み嫌われているという説があるが、そんなことはありません。派手な花なのに、侘び寂びをも感じさせることから、武士の婚礼や慶事にも使われました。律宗でも長寿、結縁(けちえん)をあらわす吉祥花です。
俳人、蕪村に音の聞こえる秀句がある。物音の聞こえない、冬の静かな佇まいの中に、「ポトリ」が聞こえるから不思議です。「古井戸の くらきに落つる 椿かな蕪村


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1 コメント

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na (na)
2007-01-22 14:43:29
新宿ルミネスト7Fに夜景がかなりイケてるカフェ&ラウンジがありますよ~!
AIR BLAN SERVICEっていうんだけど、そこのプロモーションビデオが
www.ganzis.jp に掲載されているからみてみて(^^)
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全品 ~offになっているので必見!!
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