日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

日本画展を見に行く!

2007年09月16日 20時03分22秒 | 残日録
今日、少しの縁によってお送り頂いた「米田三枝」日本画展の案内状によって、それを見に行った。そういう素養の全くない「kunio_nikki」にとっては、驚きの個展であった。
日本画と言えば、和紙に繊細なタッチで描かれる「花鳥風月」と理解していたが、全く理解の外の作品群であった。40点にも及ぶ作品は、100号の大作が多く、それも非常にカラフルな、洋画のようなタッチで描かれていた。
そして、作品に対する情熱を感じて、圧倒される思いを味わせて頂いた時間は、幸福でした。4号くらいの作品においても、やはり、「作品は作者の人生なんだなあ」と感じた。
1作品に掛ける日時は、構想も含めて莫大な時間の消費によって生み出されることを考えると、作品群のもつ圧倒的な迫力が、押し寄せてきた。

そして、「作品に落款がないのは?」なんて頓珍漢な質問をして軽蔑されたかな?
作品を展覧会などに応募する場合、審査に予断を与えないないように落款などはしないのが当たり前らしい。それでも、各地の展覧会で賞をいただいている以上、その賞と落款(作品に魂を)は欲しいなんて、バカでした。

宮本武蔵の「枯山水」に通じる迫力とは異質の現代を生きる迫力であった。


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