日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

老いか変化か

2011年01月02日 19時18分07秒 | 残日録
「納税識別番号制」が論議されている。

脱税が余りにも多いから・・・それでも「反対」が多いのは、所得を明らかにされたくない人が権力者に多いからだろう。特に政治家や実業家。
しかし、別の面からみると、有効なこともあるかも知れない。
乳幼児の行方不明者(出生届が出されている・・虐待があった。後両親あるいは片親と共に行方不明)と100歳以上の行方不明者を加えると650名を越えている。65歳以上(年金受給者)に範囲を広げると、はるかに多くいるのは確実だ。親の年金を失いたくない、あるいは誤魔化して受給している人は多いだろう。このような人が医療機関に掛かっているかをその番号で照合すれば、生存を裏付けられない人があぶり出されるでしょう。

そうそう表題の「老いか変化か」だが、アルツハイマーが老いか耄碌かというと、変化だと思う。「一日中物を探している」(身近の人が盗ったと疑う)や「今までの趣味に全く興味を示さなく成った」などが、アルツハイマーだと疑われるようだが・・・そんなことはない。老いは、悪いことではない。ボケは嫌なことを見ない、聞かないようにしているだけで、変化である。よって、全くコミニケーションを取れない訳ではなく、接点が少なくなっているだけだ。

kunio_nikkiは、識別能力が衰えてきた70歳。テレビを見ていても、顔はよく知っている人なのに名前が思い浮かばない。あるいは、街で名前を言われて挨拶されても、全く覚えがない(思い出せない)。20歳頃からの人生を・・・いつの頃に出会った人なのかと・・繰ってみても覚えがない。こんな「ていたらく」なので、街で見かけて声を掛けても返事がない場合には・・・・「変化が表れたか」と笑って許してほしいものだ。趣味も「狩猟」や「山歩き」や「釣り」さえ失ってきたのだから・・・・。