日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

この自己顕示欲!

2009年06月25日 19時31分27秒 | 残日録
【福井県あわら市で、県が所有する多目的公園「トリムパークかなづ」内に、同市の中島弥昌(やすまさ)・元県議(84)が無断で自分の銅像を建てようとしていたことが25日、分かった。中島元県議は、県の委託を受けて公園を管理する同市に、「県の許可を得た」と説明して工事を始めたが、市の問い合わせで無許可が判明。県の中止要請を受け、24日から原状回復を始めている。】(毎日新聞)

信じられないよ!84歳。県議会議長まで勤めた人なら、もっと常識を持っているはず・・・・。情けない限りだ。もし完成して、この銅像を見ても、誰もバカにすよだけだよ。

この野郎の言い分「公園建設で地元のために自分が力を尽くしたことを知ってもらいたかった。今後は近くで土地を買えればそこに銅像を建てたい」・・・何をか言わんや。

高齢になってくると、二つの人種に分かれるのかも。
一つは、このバカ者のように、自己顕示欲が異常に増すタイプ。持ち物に名前を書きまくるタイプもいる。
しかし、質素に暮らして、多くの資産を残して、最後に「社会に役立てて」と惜しげもなく寄付する奇特な人もいるから、こんな一種滑らかな顕示欲もある。
もう一つは、ひっそりと暮らして死にたいと願望するタイプ。人との関わりさえ避けようとするタイプだ。5月14日に書いた「落魄(らくはく、おちぶれ)の美学」をうれしく思うkunio_nikkiにとっては、こちらのタイプが大好きなんですが・・・。
生きている以上、人との関わりを排除しては、息をすることさえ出来ない。なんらかの喜怒哀楽があって「生きている」を実感するのだ。