雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

もうこれ以上は無理? 亜鈴状星雲M27

2016年08月24日 | 天体写真(星雲・星団)
今年は珍しく「ペルセウス座流星群」の夜に天候に恵まれました。
( 全国的には雲が多かったようですが、そんな時に限って不思議と越後は晴れます。 )
特に極大日前日の11日の夜は透明度にも恵まれました。
その時撮った流星群の記事は ⇒ こちら

タイマーリモコンで流星群の撮影を開始したのは月が沈んでからだったのですが、
貴重な星空がもったいなくて、並行してVC200Lの長焦点で星雲の撮影も行いました。
その時に撮影したこぎつね座のあれい状星雲です。

M27 あれい状 星雲  (こぎつね座) 
( 画像クリックで元画像の30%で表示 )
( 上 が北の方角 )
撮影DATA: 2016/ 8/11 23:52’~  Vixen VC200Lf=1,800mm F
露出 20分×11枚 ISO 1600 LPS-P2FIL Cooled 60D (外気温24~22℃冷却+3℃)  タカハシ EM-200 Temma2M
マイクロガイドスコープ 60 ToupCam PHD2Guiding ステライメージ7
レデューサーなしで撮ったため、ノートリミングでも見栄えのする大きさになっています。
更に星雲部分をトリミングしてみました。 ↓
流星群の撮影を行いながら薄明までそのまま撮り続けた結果、総露光時間は3時間を越えました。
星雲の淡い外縁部も写っていますが、HST画像を見てもこの星雲はのっぺりした印象で
現在のわたしの撮影機材ではこの辺が限界かなと思います。

亜鈴状星雲中心部のHST画像です ↑

星雲撮影中のおりおんショットです。 ↓
( 画像クリックで星座線入りで表示します )
光害のほかにも頭上の電線群など、自宅撮影は邪魔者がいっぱいあります

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あと未掲載のスクラップ画像が残っているのですが、
月もまもなく下弦を過ぎますので晴れてほしいです。

ヒュンヒュン百合(高砂百合)の最盛期は過ぎましたが、朝顔ネットからも顔を出しています

雲上くもがみ
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6 コメント

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4時間ちかくも・・・ (さすけ)
2016-08-24 19:55:10
他の皆さんのをみると1時間以内の露光が結構ありますが、4時間近くも、というのはすごいですね。
なので「淡い外縁部」も撮れるんですね。
返信する
ほったらかしの結果 (雲上(くもがみ))
2016-08-24 21:36:47
さすけさん この星雲は明る目なのでこんなに露光時間をかけなくても
それなりに見栄え良く写ってくれます。
今回は流星群撮影・観望がメインだったので、
ほったらかしにした結果長時間露光になってしまいました。
返信する
Unknown (テナー)
2016-08-24 22:13:44
こんばんは
やはり長焦点での画像は迫力ありますね。
3時間超えの露出をかけないと淡い外苑部分も浮かび上がって
こないんですね。
雲上さんの機材も安定しているようで秋物の撮影も安心ですね。
返信する
前回よりガイド精度がアップ (雲上(くもがみ))
2016-08-24 22:50:59
テナーさん こんばんは。
VC200Lであれい星雲を撮るのは初めてではないのですが、
前回は赤道儀の追尾ブレやガイド精度から星が流れていました。
ガイドが安定する事で長焦点でも長時間露光ができるようになりました。
返信する
生の直焦点、なんと豪華な。 (いっさ)
2016-08-25 10:05:54
雲上さん こんにちは。
補正レンズ付きの直焦点に比べ、生直焦点は濁りが無いのか輝きにキレがあり素晴らしいですね。F9でも淡い部分が浮き出て、亜鈴からトンボ星雲に改名されそうですね。「無理」と言いながらHST画像を持ちだすところが雲上さんらしく、パワー全開ですね。
返信する
赤トンボ? (雲上(くもがみ))
2016-08-25 10:28:14
いっささん こんにちは。
この夜は透明度にも恵まれました。
補正レンズなしの直接焦点がいいことは分かっているのですが、
VC200L(F9)で撮れるような明るい対象が少ないのが残念です。
たしかに たっぷり露光で亜鈴というよりトンボに見えてきますね。
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