雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

M106銀河、4時間露光でシーズンBest ?

2013年03月20日 | 天体写真(系外銀河)
「パンスターズ彗星・祭り」に3回も参加したため、
前に撮った春の銀河の画像処理が延び延びになっていました。

今回は15日夜に撮った、期待のM106銀河の画像処理が完了しましたのでお見せします。
なぜこの写真が期待されているかと言うと、15分露光を17枚も撮影したからです。
これまでは、10分露光を2時間程度というのが標準だったのですが、
15分露光を4時間というのは初めての挑戦です。

結局、1枚はガイド流れ、1枚は薄明開始で、残った15枚で画像処理を行いました。

M106銀河(おおぐま座) 

 2013. 3.16 01h14m~ VixenR200SS + Canon1.4X(合成f=1,120mmF5.6) バーダーMPCC MarkIII
900sec×15枚 ISO1600 SEO Cooled60D(冷却-21℃ 気温-1℃) EM-200USD赤道儀 LPS-P2 FIL ガイ゛イドスコープGS-60 OrionSSAG PHDガイディング

M106は中心部は明るいのですが、取り巻いている淡い部分がなかなかきれいに写ってくれません。
露光時間に加えて冷却による低ノイズの効果からか、これまでに無い写りとなりました。
M106の周囲にも数え切れないほどの遠い銀河が写っています。(拡大してご覧ください。)

以前に撮った画像に比べると、大きな進化です。
2010. 4.3 240secx6と 4.9 210secx5の画像をパノラマに VixenR200SS(f=800mmF4) 純正コマコレクタ3
ISO 1600 KissDX(SEO-SP2) EM-200USD赤道儀 LPS-P2 FIL ノータッチガイド

2010. 4.9 210secx12 VixenR200SS(f=800mmF4) 純正コマコレクタ3
ISO 1600 KissDX(SEO-SP2) EM-200USD赤道儀 LPS-P2 FIL ノータッチガイド

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このM106銀河の写真で思ったのは、一晩で数多くの天体を撮るより
より多くの露光時間を!
むろん、南天低い対象などは一晩で1、2時間しか撮影できません。
となれば、2日・3日に分けてとなります。

雲上くもがみ
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コメント (4)
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