折立教室だより   子育てのちょっとしたヒントになればうれしいです

公文式の教室を初めて23年になります。たくさんの小さな「できた!」と大きな「ワクワク」に囲まれて私も日々成長しています。

自主勉強の功罪

2023-07-04 16:43:52 | 日常の生活から

これは学校の批判ではないのです・・・。でも、
「自主勉強に時間が掛かって、公文の宿題が出来ませんでした。」
というセリフを聞くと、時々ひどく残念な気持ちになることがあります。高学年の子に多いです。

私もかつては教壇に立っていた身なので、学校の先生たちのご苦労は、よくわかっています。性格も学力も様々な子がいて、その中で勉強を頑張ってもらわないといけません。中学生になるまでに、『自分で勉強できる子にしておきたい』という思いもよくわかります。
けれど自主勉強を宿題に出すと、やっぱり頑張ってもらいたくなります。内容は学力の差がありますから、分量で競争してもらうしかなくなります。考えに考えた半ページよりも、頭を使わず手だけを動かして写した3ページの方が評価されます。勉強の習慣がない子には有効かもしれませんが、公文をしているような子、特に先の学年をやっているような子は、大きな声では言えませんので小さな字で書きますが、作業のような自主勉強より公文のプリントやった方が力がつくのに・・・と思います。学校の提出物を決まり通りに出す、という事は大事ですから、いかに効率よく仕上げるか、も勉強だと思います。勉強は作業ではありません。いかに頭を使うか、知識や理解を広げるか、です。







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