折立教室だより   子育てのちょっとしたヒントになればうれしいです

公文式の教室を初めて23年になります。たくさんの小さな「できた!」と大きな「ワクワク」に囲まれて私も日々成長しています。

倍分力

2024-03-12 08:06:33 | 日常の生活から

しょっちゅう「いやいや病」を発症するSくん。まだ頑張ることが苦手です。今取り組んでいる約分も、やってみれば出来る問題をやる前から聞こうとします。くもんの約分は13とか15とかの大きな数で約分できるまでトレーニングするので、数感覚は抜群に鍛えられるのですが、出来るようになるまでにつらい瞬間もあります。でも、困っている時に、「17」とか「14」とか言うとぱっと答えが書けるのです。17×5とか14×6とかが暗算で出来るようになっているんですね。ただ計算のやり方を覚えるだけでなく、教材にはたくさんの仕掛けがあります。続けていくってこういう事なのか、と感動した日でした。

あまり聞きなれない言葉ですが、これを倍分と言います。約分の反対ですね。
ちなみになぜこういった大きな数で約分したり通分したりするのでしょう?実はこれが暗算で出来ると、もっと大きな数の中に17や14の存在を見つけられるようになります。「数の達者な子」にしておくのは、先々いろんな場面で助けになります。

逃げプリント②

2024-03-07 09:20:54 | 日常の生活から

以前書いた記事の続きです。
https://blog.goo.ne.jp/admin/editentry/?eid=07adaa500724fe4de48571da3e8479ac&sc=c2VhcmNoX3R5cGU9MCZsaW1pdD0xMCZzb3J0PWRlc2MmY2F0ZWdvcnlfaWQ9JnltZD0mcD0y

逃げプリントをお守りのように成績表に挟んでいたKくん。
いつの間にか逃げプリントは姿を消し、
何とか難しいところも自分で挑戦できるようになってきました。
まだまだ不安定なところがあるので、手助けは必要ですが、こうしてチャレンジしながら自分に対する信頼を深めていけるところが、くもんの良いところだと、つくづく思います。
大人でも、未知の分野を開拓するのは勇気がいるものです。
習ったことのない分野を読み、自分で答えを出すことを嫌がる子は、たくさんいます。
一見解けるように思えない問題を手持ちの知識で何とか解きほぐしていく姿勢は、後でとても助けになります。

実は、逃げプリントはK君の専売特許という訳でなく、何人かの子が持っています。
セットは面倒くさいですが、効果はあります。