折立教室だより   子育てのちょっとしたヒントになればうれしいです

公文式の教室を初めて23年になります。たくさんの小さな「できた!」と大きな「ワクワク」に囲まれて私も日々成長しています。

幼児さんはひらがなより漢字!?

2016-11-20 14:49:06 | 日常の生活から
年少さんのMちゃん。はにかんだ笑顔のかわいらしい子です。

初めて教室に来たときは、落ち着いて座っていることが難しくて、
運筆教材とひらがなから始めました。
でも、なかなか「くもん、楽しいっ!!」
という感じにはならなくて、どうしたもんじゃろのう・・・(「ととねえちゃん」、ご覧になっていなかった方、スミマセン)
と、考えあぐんでいたのですが、思い切って運筆教材をぐ~~んと簡単なものに変えて、その代わり量を倍にしてみました。
まあ、楽しそうにやること!顔も上げずにたくさんのプリントに没頭できるようになりました。

ひらがなの教材も、できないことは無かったのですが、代わりに漢字カードをやってもらうことにしました。
これも大成功。
幼児さんには実はひらがなより漢字の方が覚えやすいって、ご存知ですか?
画数の多い漢字は書くのは大変ですが、ひらがなよりも手がかりが多い分、覚えやすいのです。
傘、山、足、のような象形文字は実物とそっくりですし。
Mちゃんは漢字をどんどん覚えて、だんだん「形の違い」を見分けるのが上手になりました。
漢字カードに混ぜ込んだひらがなカードも抵抗無く楽しそうに読んでくれます。


公文の教室では、その子の「ちょうど」を探して教材を渡します。
でも、小さい子ほど、その「ちょうど」が難しい・・・。
「能力のちょうど」と「心のちょうど」が違うケースがほとんどだからです。
あれこれやりながら、その子の今の「ちょうど」が見つかったときの嬉しさ!

Mちゃんは、少しずつ長く座っていられる時間が増えて、
今では、目を見てきちんとお話ができるようになって来ています。