折立教室だより   子育てのちょっとしたヒントになればうれしいです

公文式の教室を初めて23年になります。たくさんの小さな「できた!」と大きな「ワクワク」に囲まれて私も日々成長しています。

トロフィーをもらうということ

2020-09-30 20:06:37 | 教室から

くもんは無学年制です。
学年に関係なく、出来るところから始め、必要なトレーニングを積み、出来るようになったら先に進みます。
小学校4年生の子が年長さんの教材をすることもあります。
年中さんでも小学校の5年生の教材を解いていることもあります。
人との競争ではなく、強いて言うなら、昨日の自分と競争です。
人との競争は勝てない場合もありますが、昨日の自分との競争はいつか必ず勝てます。
だんだん、頑張っている自分が好きになります。
今年も教室にとてもたくさんのトロフィーが届きました。
くもんで3学年先に到達するともらえるご褒美です。今年はなんと数えたら、4人に一人がもらっている。
みんなが頑張っている証拠です。たくさんの子が学校でまだ習っていないところを解いている。
苦しい時もあるけれど、挑戦している子は自分一人じゃないから「出来ないこと」だとは思わない。これってすごいことだと思いませんか?
学力の貯金が出来ることは、とても有利。でも、それ以上に「出来ると思って挑戦していける力」は子どもの進む道に光をくれると思うのです。


短い夏休みを終えて思うこと

2020-09-07 19:20:49 | 日常の生活から
短かった夏休みがあっという間に終わってしまいました。
暑い中での登下校は消耗します。どうぞ体調管理に気を付けてくださいね。
イレギュラーだらけの今年のスケジュール。
でも、考えたら子どもたちのこれからだって、予定通りに行かないことの方が多いかもしれません。
当たり前の日常に感謝しつつ、当たり前でない出来事に対応できる強さを身につけたいと思います。

さて、学校は例年より急ピッチで授業が進んでいます。3月4月5月と丸々3か月休んでいるので、仕方がありません。
先取りして余裕がある子は良いですが、何もやっていなかった子はつらいだろうな、と思います。
実はこんなことは、今回だけではなく、時々起こります。病気やけがでひと月学校に行けないとか、友達とのトラブルで授業に全然身が入らないとか、先生と合わなくて、勉強は嫌いじゃないけどこの教科の授業は聞く気がしない、なんてことも起こります。でも、授業は待ってくれないのでどんどん進みます。
色んなトラブルは無いほうが良いけれど、あっても困らない道筋はいくつかつけておくほうが良い。
学力の貯金と、自力で解決していける強さを両方身につけてほしい。
学校では習っていない新しい単元をもらって四苦八苦している子どもたちの姿を眺めながら、そんなことを思っています。